矢吹可奈
では早速いただきま…
七尾百合子
ちょっと待ったぁー!
矢吹可奈
ほえ?
七尾百合子
そのいかにもな義理チョコ、どうしたの?
矢吹可奈
え?そらさんに貰ったんだよ
七尾百合子
どうも不自然な気がする。「怪しい」と我がラムネ色の脳細胞が告げているぅ!
矢吹可奈
怪しい?そらさんは毒とか入れないと思うよ?
七尾百合子
そういうサスペンス的なものではなくて、もっと甘酸っぱい感じのぉー
矢吹可奈
うーん、甘酸っぱくはないよぉー?(もぐもぐ)
七尾百合子
食っとる場合かぁー!
七尾百合子
じゃなくて!なんでそらさんが可奈ちゃんに義理チョコあげるの?って話ぃー!
矢吹可奈
え?なんか自分で食べようと思ってたけど私の顔見たらあげたくなった、とか言ってた
七尾百合子
そんな美奈子さんみたいな…
矢吹可奈
それは私も思った
七尾百合子
やはり怪しい…可奈くん、なにか気が付いたことはないかね?
矢吹可奈
探偵ごっこかな?
七尾百合子
ごっこではない、私は本気だよ可奈くん(もぐもぐ)あ、美味しい
矢吹可奈
と言われても特に…あ、そういえばこのチョコ見ながら何かぶつぶつ言ってたような?
七尾百合子
それはどこかね?場所は
矢吹可奈
劇場のすぐ外だよ
七尾百合子
ふむ…察するに劇場の誰かに渡すつもりだったが踏ん切りがつかない。そこで君に出会った
七尾百合子
ということだと推測できるが、どうかね可奈くん
矢吹可奈
どうだろう?分かんない(もぐもぐ)
七尾百合子
まあこの時点でプロデューサーさんか社長さんかの2択だがね
矢吹可奈
そうかな?他にスタッフさんとかいっぱいいるよ?
七尾百合子
そこを考慮するとキリがないのでノイズとして切り捨てるのだよ、分かるね?
矢吹可奈
はあ…
七尾百合子
ということで本人に尋問したいのだがどうだろう?(もぐもぐ)
矢吹可奈
というか二人で半分くらい食べちゃったね
七尾百合子
致し方ないのだよ、推理には糖分が必要だからね
矢吹可奈
とりあえず残ったのをプロデューサーさんと社長さんにあげるのはどうかな?
七尾百合子
よし!それだ!流石は我が助手!
七尾百合子
【それからなんやかんやで丸く収まったことにしたい。めでたくなれめでたくなれ】
(台詞数: 33)