馬場このみ
(その1)あら百合子ちゃん、何の本読んでるの?
七尾百合子
日本で電子書籍を初めて販売した人の自叙伝です。けっこう面白いですよ。
七尾百合子
色んな苦労があった事が分かって、今回の企画も頑張ろうって気にさせられました。
馬場このみ
ふーん、そういうの読んで勉強するのは感心ね。けどさ…
馬場このみ
せっかく読むならそれこそ電子書籍で読んだら?触れるいい機会でもあるんだし。
七尾百合子
あ、これ著者の意向で紙の本しか出版されてないんですよ。
馬場このみ
そうなの?
七尾百合子
著者は「自分の本を出す時は絶対紙の本でやる。電子書籍なんて駄目」と決めていたそうでして。
馬場このみ
へえ。本に携わる人達ってやっぱりそういこだわりがあるのかしらね。
馬場このみ
…ん?
七尾百合子
(その2)このみさん、エッセイ本の出版、おめでとうございます!
馬場このみ
ありがとう。執筆なんて柄じゃないけど頑張ったわ。
七尾百合子
早速インストールさせてもらいましたけど、ほんとに無料で良かったんですか?
馬場このみ
事務所の仲間なんだし当然でしょ。もう読んでくれた?
七尾百合子
あ、まだなんですよ。これから読む所でして。
馬場このみ
そっかあ。残念ね、百合子ちゃんにおすすめの部分とか教えてもらっておこうと思ってたのに。
七尾百合子
すみません、家に帰って読んだらお伝えしますね。
馬場このみ
お願いね、私も出来るだけ読んでおくから。
七尾百合子
はい。
七尾百合子
…あれ?
馬場このみ
(その3)社長すみません、次のツアーのセットリストってどうなってますか?
高木社長
ん?ああすまない。詳しいことは秋月君に聞いてくれたまえ。
馬場このみ
社長は毎回それですね、いっつも詳しい事は律子ちゃん任せで。
高木社長
おいおいとんでもない。私はここの社長だよ?重要な事は無論把握しているとも。
高木社長
だが細かいライブの話なんかはプロデューサー君や秋月君の仕事だからね。
高木社長
私はもっと、大局的な所から見て事務所を動かしているのだよ。
馬場このみ
はあ、そうですか。
馬場このみ
…それじゃ次のキャラバンツアーの行く先なんですけど。どこになったんですか?
高木社長
分からないよ。秋月君がまだ決めかねているそうだからね。
(台詞数: 29)