豊川風花
さあ、生徒の皆さん。今日も神に祈りを捧げましょう。 生徒達「はーい」
七尾百合子
ふふふ、匂う、匂うぞ。極上な乙女達の馨しい香りが。
豊川風花
え…バンパイア… 生徒達「きゃああー」
七尾百合子
さあ、私にその乙女の血を飲ませろ!
豊川風花
させません!これでもくらいなさい!(眼前にロザリオを突きつける)
七尾百合子
ひっ!
豊川風花
さあ、皆さん!今のうちに避難して下さい。 生徒達「はい!」
七尾百合子
おのれ!よくもやってくれたな。(ポイッ!)
豊川風花
あ、あら?ロザリオが投げ捨てられちゃった…
七尾百合子
別に十字架が苦手な訳じゃ無いよ。ただ私は先端恐怖症だから突然の事で驚いただけ。
豊川風花
あ、そうなんだ。
七尾百合子
しかしよくも乙女達を逃がしてくれたな…(クンクン)
七尾百合子
あれ…まだ乙女の匂いがする。もしかして…シスター?
豊川風花
うぅ…だって仕方ないじゃないですか。幼稚舎からずっと女子校だったんだし…
豊川風花
家族、親戚以外の殿方と会話する機会すら無かったんですよ…ぐすん。
七尾百合子
あ…ごめんなさい…なんか触れちゃいけない話題みたいだったね…
豊川風花
うぅ〜、どうせ私なんてこの先ずーっと乙女のまま独り身なんですよー!ぐすんぐすん…
七尾百合子
あああ…ごめん、泣かせるつもりはなかったのよ。そうだ、今度合コンセッティングしてあげる。
豊川風花
本当ですか?でも…お相手はバンパイアの方なんですよね?
七尾百合子
私の友達にバンパイアハーフがいてその友達に人間もいるから呼んでもらうよ。
豊川風花
ありがとうございます。あ、私こういう者です。(名刺を差し出す)
七尾百合子
これはこれは御丁寧に。風花さんですね。私のもどうぞ。(名刺を差し出す)
豊川風花
取得できませんでした
七尾百合子
ただ生まれた家がそうだっただけですよ。 はい、私のメアドです。
豊川風花
ありがとうございます。ああ…人生初の合コン、楽しみだわ〜。
七尾百合子
はい、頑張って下さいね。
七尾百合子
ーなんだかんだ時間が過ぎて合コン終了ー
豊川風花
うぅ…どうしてこんな事に…
七尾百合子
風花さん…張り切り過ぎちゃいましたね。
豊川風花
ごめんなさい…せっかく合コンを開いてもらったのに…
七尾百合子
それは別にいいんですけど…相手が引いてましたよ…
豊川風花
うぅ…知らない殿方と話す経験が無かったから…とにかく積極的にいこうと…
七尾百合子
まるでどこかの残念美人みたいでした…
豊川風花
うぅ…
七尾百合子
そんなに気を落とさないで。この経験を次の合コンに活かせばいいんですよ。
豊川風花
えっ⁉︎ またやってくれるの?
七尾百合子
まあ、そのうちにね。それよりこの前約束した事を…
豊川風花
私の血を飲ませるのよね。たっぷり飲んでね。
七尾百合子
いえ…ひと噛みでいいんですけどね。乙女の血は栄養価が高いのでそれで充分なんです。
豊川風花
それだけでいいの?どうせすぐ良い男見つけて乙女卒業しちゃうから飲むなら今のうちよ。
七尾百合子
…男の人と手も繋いだことないのに大した自信だ…
豊川風花
さあ、次の合コンで絶対良い男を捕まえてみせるわー!ファイト風花‼︎
七尾百合子
風花さん…見た目によらず肉食系シスターだったんだ…
七尾百合子
私も見習うべきかな…
七尾百合子
私も乙女だし…
豊川風花
さ、百合子ちゃん。次の合コンに向けての作戦会議よ。
七尾百合子
はいはい、頑張りましょう。
七尾百合子
なんか面倒な人と関わっちゃったけど…
七尾百合子
楽しいから…ま、いっか。
(台詞数: 49)