たとえばこんなifパラレル
BGM
透明なプロローグ
脚本家
リコピン
投稿日時
2015-11-15 20:54:12

脚本家コメント
 このドラマには、SideMのアイドルの話題が登場します。非カップリングの内容ではありますが苦手な方はご注意ください。
『九十九先生が先にアイドルデビューし、まだアイドルではない百合子がそれを知った』というifおよびパラレル設定でお送りします。
 また、今までの+Mシリーズを作者マイリストにまとめましたので、気になる方はどうぞ。…ってあああタイトルに+M入れ忘れてるうううorz
 【九十九一希…元小説家(ゴーストライター)。属性インテリ、Vi特化の19歳。秋月涼と兜大吾との新ユニット・FーLAGSにて活動中の315プロ所属アイドル。】

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七尾百合子
─前略 九十九一希先生
七尾百合子
─九十九先生の作品は長年読み親しんでいましたが、この度どうしてもと思い、筆を取りました。
七尾百合子
─正直、いち読者として、また一人の人として、未だに驚きを抑えられません。
七尾百合子
─『ベストセラー作家・九十九先生』の作品が、代筆作家によるものであったこと。
七尾百合子
─その代筆を務めたゴーストが、息子のあなた…九十九一希先生だったこと。
七尾百合子
─そしてその一希先生が、アイドルとして芸能界デビューしたこと。
七尾百合子
─突然かつ怒濤の情報に、今なお混乱し、困惑しているのが現状です。
七尾百合子
─それでも。
七尾百合子
─私は、一希先生の公表は、勇気ある行為だと思っています。
七尾百合子
─『新たなる章へ進む…その決意なしに勇気は語れず、また勇者も足り得ない。』
七尾百合子
─『秘密を抱いて、秘め隠して。ほんとうでない私は、ほんとうに幸せなのだろうか。』
七尾百合子
─どちらも、一希先生の本の、私の大好きな本の一節です。
七尾百合子
─先生の本当の気持ちを綴ったからこそ、これらの本は光り輝いたのだと、私は思います。
七尾百合子
─先生が何故、今回の公表に至ったのか。何を思いアイドルデビューしたのか。
七尾百合子
─外側の私からは、推し量ることすらも出来ません。
七尾百合子
─ですが、私は先生が勇気を出して踏み出した『新章』を、応援したいです。
七尾百合子
─やすやすと想像も出来ない未知の世界、ご苦労も多いかと思いますが、
七尾百合子
─作家の頃からのあなたのファンとして、これからも応援していきます。
七尾百合子
─頑張ってください! 草々~P.N風待人~
七尾百合子
………。
七尾百合子
あうぅ…最後の方、『応援します』が被っちゃった…一発書きだから直せないし…。
七尾百合子
…うん、どう飾ろうともこれが私の本当の気持ち!これで送ろう!
七尾百合子
…本当に驚いたな。あの九十九先生…一希先生が芸能界デビューだなんて。
七尾百合子
でも…ちょっと残念。やっぱり新作はもう読めないのかなぁ。アイドルって忙しそうだし。
七尾百合子
………アイドル、かぁ。
七尾百合子
TVに出て、歌って踊って…なんて、憧れはするけどインドア人間にはどだい無理なはな…。
七尾百合子
し………。
七尾百合子
………。
七尾百合子
『新たなる章へ進む…その決意なしに勇気は語れず、また勇者も足り得ない』か…。
七尾百合子
…ただ風を待つ人から、私も風の勇者に…は大仰か。
七尾百合子
…もう少し下のランク、せめて…風の戦士に…なんて…。
七尾百合子
………。
七尾百合子
…秘め事は秘めたままじゃ幸せになんかなれない。
七尾百合子
………。
七尾百合子
…私も、勇気を出してみます…先生!!

(台詞数: 35)