社長は黒の魔法使い
BGM
空想文学少女
脚本家
yuu
投稿日時
2015-08-19 08:02:08

脚本家コメント
小学校低学年の頃の国語でやった「えいっ」という話がモチーフです、今の小学校でも同じ話をしているのかはわかりませんが……

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七尾百合子
すみません社長、夜遅くとは言えわざわざ帰りに付き添って頂くなんて……
高木社長
私はご両親から君達を預かってる身だからね、安全を確保するのは当然の義務、気にすることはない
七尾百合子
そうですか……ありがとうございます!
高木社長
ふむ、礼儀正しいのは良いことだ……そうだね、お礼に魔法を見せてあげよう!
七尾百合子
魔法……まさか社長は"黒"の称号を継ぎし伝説の魔法使いの系譜……
高木社長
く、食い付きは良いみたいだね……時が来るまであと少し……(時計を見ながら)
高木社長
闇よ……起これ!(近くのビルが数棟一斉に消灯する)
七尾百合子
び、ビルの照明が一斉に……これが"黒"の力……
高木社長
気に入ってくれたみたいだね……(このビル群は親会社が同じで消灯時間も同じだけなんだがね…)
七尾百合子
社長!"黒"の力をもっと見せて下さい!
高木社長
(ノリが良いなぁ……)ふむ……さっき程の魔力はもう残って無いが……
高木社長
(周りを見ながら)そうだね……『起動せよ』(近くの車が光る)
七尾百合子
おおっ!"黒"の力は機械全般を操れるんですね!
高木社長
あ、ああ……(車の持ち主が七尾君の死角からキーを開けただけなんだが……)
高木社長
ふむ……次の魔法は……(歩くペースを調節して)
中谷育
……信号よ、変われ!(丁度通るタイミングで信号が変わる)……だよね?
七尾百合子
えっ……まさか育ちゃんも"黒"の力を操りし魔法使いだったの!?
中谷育
いや、社長が照明の変わるタイミングに合わせて呪文を言ってたからそれに合わせただけだよ?
七尾百合子
えっ?そうなんですか!?魔法じゃなくて……?
高木社長
あ、ああ……気付いた上で乗ってくれた物だと思ってたんだが……
七尾百合子
そんな……せっかく魔法が見れたと思ったのに……
中谷育
いや、似たような話を小二の国語でやったよ……?本当に気付かなかったの?
七尾百合子
そんな……小学生レベルの手品に引っかかってたなんて……
中谷育
小学生レベルと言うか……幼稚園レベル?
七尾百合子
あうぅ……

(台詞数: 25)