高山紗代子
ふう、今日も疲れたし早く床に着こうかなあ。
高山紗代子
あ、いけないいけない。明日はスワヒリ語の試験なんだった!勉強しないと!
高山紗代子
……
高山紗代子
なんだか勉強してるだけじゃ味気ないなあ……
高山紗代子
あ、そうだ。せっかくだから歌いながら練習しよ♪練習にもなって不労所得♪
七尾百合子
それを言うなら一石二鳥ですよ!明晰な高山先生らしくもない!
高山紗代子
そ、その声は最前より私の頭脳中枢に住み着いている百合子ちゃん!どうしてここに!
七尾百合子
あなたの間違いを正すために舞い降りたのです。
七尾百合子
ちなみに私の事はマイティ普段着とお呼びください。
高山紗代子
ま、間違いって?
七尾百合子
他の事をしながら勉強するなんて勉学への冒涜です!勉強のみに集中しましょう!
高山紗代子
えーでもなんかそれだと微妙に暇だし……
七尾百合子
それでは歌一本に絞りましょう!
高山紗代子
そんなストイックな……
永吉昴
おーい紗代子!野球しようぜ!
高山紗代子
こんなところに昴ちゃん!もう夜だよ!?
永吉昴
だからナイター。
七尾百合子
高山先生!勉強しながら歌いながら説教されながらさらに野球するなんてそんな非常識な!
高山紗代子
半分は私に落ち度無い!
永吉昴
え、なんで百合子が紗代子家に!!浮気だ浮気だ!
高山紗代子
あ、これは私の脳内に巣食う架空の百合子ちゃんで……
七尾百合子
マイティ普段着とお呼びください。
永吉昴
どうも、マイティ昴です。してその百合子が何故紗代子に説教してるの?
七尾百合子
実はこれこれしかじかで、ながら勉強をやめさせようと。
永吉昴
あー、あの滝のように怒涛の集中力で勉強するという。
高山紗代子
それはナイアガラ勉強ね。なんなのその雑なボケ。
七尾百合子
しかも逆です!ながら勉強は集中力を著しく欠く的なことを聞いた覚えがあります!
高山紗代子
今ふと気づいたんだけど、この時間が結構勿体ないよね。
永吉昴
よく聞けダークメガネ!
七尾百合子
……
高山紗代子
……
高山紗代子
あ、私の事か。何?
永吉昴
細かく言えばさ!ながら勉強って当然じゃないのかと思って!
高山紗代子
え、ながら賛成派なら普段着を糾弾してよ!
永吉昴
その普段着の元は紗代子なんでしょ。
高山紗代子
たしかに。
永吉昴
今気づいたんだけどさ、人は誰しも勉強だけをしてるわけじゃないんだ。
七尾百合子
……と、言うと?
永吉昴
人は何かを考えながら、手を動かしながら、呼吸しながら、オリビアを聴きながら勉強してる。
永吉昴
つまりながら勉強は罪じゃないんだ!
高山紗代子
そう言うのも含んで良いの?
七尾百合子
なるほど……
高山紗代子
納得するんだ!
永吉昴
ほら、たい焼き食べながらだって良いわけだし。
高山紗代子
なるほど。
永吉昴
そうと決まったら三人でたい焼きナイターとしゃれこもうぜ!
高山紗代子
私屋台もってくるね。
七尾百合子
たい焼き最高!!
高山紗代子
たい焼き最高!!
永吉昴
高山紗代子!!!
(台詞数: 50)