七尾百合子
え!本当なんですか?
松田亜利沙
どうやら本当らしいです……私もビックリですよ。
篠宮可憐
(ガチャ)只今戻りました。
七尾百合子
可憐ちゃん!
松田亜利沙
スカウトされたって本当ですか!?
篠宮可憐
わっ!いきなりどうしたんですか?
松田亜利沙
亜利沙アンテナを侮らないで下さい!もうネタはあがってるんです!
七尾百合子
どこのプロダクションなんですか!まさかまた961プロが……
篠宮可憐
……えっと……あの……
松田亜利沙
偽らないでハッキリ答えてください!移籍の話であっても私は祝福しますから!!
七尾百合子
私も辛いけど、祝福します。でも、可憐ちゃんの口から聞きたいんです……
篠宮可憐
…………お二人とも、多分勘違いなされてますよ……
松田亜利沙
え?
七尾百合子
え?
篠宮可憐
確かにスカウト……と言いますか、お誘いはありましたが……
篠宮可憐
アイドル業界では有りません。
七尾百合子
え、それってどういうことですか?
松田亜利沙
何にスカウトされたんですか?
篠宮可憐
……調香師、です。
松田亜利沙
……調香師、ですか?
篠宮可憐
はい。私の嗅覚と、アロマの趣味を世の中の為に役立たせたくないか、と。
七尾百合子
もしかして、香水とかシャンプーとか作るときに重要な役割を果たす、あの調香師ですか?
松田亜利沙
百合子ちゃん、知ってるんですか?
七尾百合子
前に読んだ本とか、まつりさんに借りた漫画に載ってました。
七尾百合子
優れた調香師になると、洋服のブランドのお抱えになったり、
七尾百合子
作った香水で、流行が変わったりするとか……
松田亜利沙
そんな凄い業界からスカウトが来たんですか?
篠宮可憐
はい……確かに、アロマを作成したりするのは好きですけど、
篠宮可憐
自分が作りたいものしか作ってませんから。もちろんお断りしました。
松田亜利沙
……良かったです……
松田亜利沙
765プロに必要なアイドルちゃんが一人いなくなってしまうのかと……
七尾百合子
私もです。
篠宮可憐
皆さんから必要とされてる内は、絶対止めませんよ♪
松田亜利沙
……しかし、香りも戦力なんですね。今度のライブでパフォーマンスしてみますか?
篠宮可憐
えぇっ!
七尾百合子
そうですね!匂いだけで何かを当てるモノなんか良いんじゃないですか?
篠宮可憐
そんな……私の鼻はそこまで万能じゃ……
松田亜利沙
……それじゃ、プロデューサーさんがここにどのくらい前までいたか、分かりませんか?
篠宮可憐
あぁ、それなら。(クンクン)大体一時間半位前だと思いますけど。
七尾百合子
……当たってますよ……
(台詞数: 40)