永吉昴
んー、ちと物足りないなぁ……塩気が足りないのか?
永吉昴
じゃあ塩を適当に振って……良しっ、良い味になったぜ!朋花、味見してくれるか?
天空橋朋花
それでは一口……うん、良いお味ですね〜……これは何と言う料理なんですか?
永吉昴
ん?これに名前なんて無いぞ、冷蔵庫の端材を適当にブチこんだだけの手抜きスープだしな。
天空橋朋花
端材ですか……私はまだレシピを見ないと料理が出来ないので羨ましいですね〜
永吉昴
ま、その辺は慣れればなんとでもなるって!朋花は良く手伝ってくれるしなー
永吉昴
それと比べてあいつらはよー……
七尾百合子
えっ、ここで次巻に続くの!?二人の恋の行方が気になるのに……(おはぎに手を伸ばす)
七尾百合子
ロコ『うーん、全体のシェイプがかなり纏まって来ましたね……後はサンドペーパーで……』
永吉昴
百合子ー!メシの直前にお菓子食ってんじゃねえよ!太るぞ?
七尾百合子
えっ!もうそんな時間なの?全然気づかなかった……
永吉昴
で、ロコはメシ食う前に手洗って着替えろよ?そんな汚れた服じゃメシ食わせないからな?
七尾百合子
ロコ『アンダースタンドですスバル!ちゃんとロコの分は残して下さいね!』
永吉昴
言われなくても十分量はあるからさっさと着替えて来いよー!……二人ともちょっとは手伝えっての
天空橋朋花
良いじゃないですか、あの位の年代は自分の好きな事をして育つ物ですよ……
永吉昴
いや、オレ達も二人と同い年だからな……
七尾百合子
……このスープ美味しいですね!まさか闇料理界から受け継いだ秘伝のレシピを!?
永吉昴
そんな訳ねーだろ?レシピも何も無い手抜き料理だっての……
七尾百合子
レシピが無い……まさか昴さんには伝説の料理人の遺伝子が眠っていて……
永吉昴
冷めるからさっさと食えよ……本の続き読みたいんだろ?
七尾百合子
あっ、そうでした……
永吉昴
まったくもー……オレは百合子のお母さんじゃ無いんだぞ?
天空橋朋花
うふふ……でも中々似合ってますよ?きっと母性が強いのでしょうね……
永吉昴
オレが母性?オレとは一番似合わなさそうな言葉だと思うけど……
天空橋朋花
いえいえ、聖母たる私が保証します、昴さんは良い母親になれますよ〜
永吉昴
そんな物かね……ま、朋花が言うのならそうなのかもな。
七尾百合子
昴さん、おかわりはありますか!?
永吉昴
いや、あるけどまだ食うのか?結構多めに盛ったのに……
七尾百合子
ええ、育ち盛りですから!
永吉昴
あーはいはい、いらんところが育っても知らないからな?
天空橋朋花
うふふ、物足りないなら美奈子さんから貰った肉まんもまりますよ〜
七尾百合子
ロコ『ユリコ、この肉まん本当にデリシャスですよ!』
天空橋朋花
うふふ、量はありますから焦らず食べて下さいね〜
永吉昴
オレに母性なぁ……朋花みたいに慈愛の目で見てるなら母性って感じもするけど……
七尾百合子
あっ!本当に美味しいですねこの肉まん……もう一つ下さい!
天空橋朋花
そうですか〜……お腹がはち切れるまで食べて下さいね〜……
永吉昴
あの目は母性……だよな?さっき美奈子と同じ目をしてた気がするけど……
天空橋朋花
うふふ……二人ともたくさん食べて可愛い子豚ちゃんになって下さいね〜
(台詞数: 38)