YURIKO 60 years…
BGM
空想文学少女
脚本家
ワーロック
投稿日時
2015-03-27 20:33:02

脚本家コメント
彼女の告白に、最初は驚いた。
僕は、それを受け入れてるつもりだ。
でも、何故だか彼女は悲しそうな顔をしていた。
「共に過ごした思い出が、少ないから…」
笑う姿も喜ぶ顔も共有した記憶は、浅い…。もっと前から貴方を知っていれば違った出会いが、できたかもしれないのにと告げる。
「埋め合わせて行こう、これからもずっと」
気休めかもしれない…。
それは、些細な事だよと笑い話になるように
歩いて行こう…これからもずっと
それが、何年……何十年掛かろうとも
百合子バースデイ 自作小説 第3節より

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七尾百合子
「不思議なる国を彷徨い 永き日を夢見て暮す 束の間の夏は果てるまで」
七尾百合子
「金色の夕映えの中 どこまでも、たゆたえゆかん」
七尾百合子
「人の世は 夢に非ずや…」
七尾百合子
……。
七尾百合子
ねぇ、百合子おばあちゃん…アリスは、本当に夢の世界から戻ってきたのかな?
七尾百合子
……だって、『人の世は夢ではないか』って言ってるんでしょ?
七尾百合子
ーーその問いに、百合子おばあちゃんは、どちらが現実の世界であるかは関係ないと言いました。
七尾百合子
鏡の国で世界で経験した思い出があるのであればそれは現実なんだろうと…
七尾百合子
そういうと、おばあちゃんが現役時代の頃のアルバムに手をかけます。
七尾百合子
おばあちゃんがいた劇場の人たちと一緒に微笑む姿や
七尾百合子
当時のおじいちゃんが写ってます。
七尾百合子
そこで過ごした日々は、夢のような時間であり、
七尾百合子
おじいちゃんと共に過ごした特別な空間だったようです。
七尾百合子
……ホント、百合子おばあちゃんって…
七尾百合子
二言目には、おじいちゃんの話になるよね…
七尾百合子
ーーおばあちゃんって昔から本とおじいちゃんの話が、好きなんだよね…
七尾百合子
一旦、この手の話になると当時のおじいちゃんの話で止まらなくなります。
七尾百合子
ーー困ったなぁ…長くなる前に、話題を切り替えないと
七尾百合子
ねぇ、おばあちゃん…!お話してたら、お腹空いてこない?
七尾百合子
待ってて、台所に特製のおはぎが用意してるから…
七尾百合子
…………大丈夫、転んだりしないよ。
七尾百合子
……。
七尾百合子
…………。
七尾百合子
………………。
七尾百合子
……あった!
七尾百合子
………。
七尾百合子
………おばあちゃん、お待たせ
七尾百合子
……あれ?
七尾百合子
ねぇ…おばあ〜ちゃ〜ん。どこぉ?おば〜ちゃ〜〜ん。
七尾百合子
・・・・・・・(パシャっ!)
七尾百合子
【孫娘と過ごす日々、七尾百合子】
七尾百合子
【親愛度上昇値】
七尾百合子
…………………………。
七尾百合子
……………………………………………………………………
七尾百合子
…………………………………………………………………………………PRICELESS♪

(台詞数: 35)