七尾百合子
Pさん、こんなところに私を呼び出して...どうかしたんですか?...ソワソワ
七尾百合子
(なんかPさん手を後ろに回して・・・えっ・・・まさか告白!?)
七尾百合子
「百合子」
七尾百合子
は...はい...ドキドキ
七尾百合子
「今日は百合子の誕生日...なんだってな」
七尾百合子
はい、確かに・・・私の誕生日ですけど・・・
七尾百合子
「誕生日おめでとう!!俺からのささやかな贈り物だ!!!」
七尾百合子
「受け取ってくれるか?」
七尾百合子
わぁあ...ありがとうございます!!
七尾百合子
(私、てっきり告白かと思ってた・・・恥ずかしいです...シュン)
七尾百合子
本ですか・・・随分分厚いみたいですけど・・・
七尾百合子
「ああ、開いてみてくれ」
七尾百合子
パラパラパラパラ...
七尾百合子
あの・・・Pさん
七尾百合子
「なんだ?」
七尾百合子
これ・・・真っ白じゃないですか!!
七尾百合子
全部白紙です!!!
七尾百合子
「ああ・・・実はな、もう一つプレゼントがあるんだ」
七尾百合子
そうなんですか?
七尾百合子
「これだ!!」
七尾百合子
それってPさんの手帳・・・ですよね?
七尾百合子
「ああ、去年のスケジュール帳だ」
七尾百合子
「ここには、百合子と一緒に仕事をした思い出が詰まってる」
七尾百合子
そうですね!・・・でも去年はそこまで忙しくなかったような・・・
七尾百合子
「あはは・・・それについては、ごめんな」
七尾百合子
でも、Pさんが取ってきてくれたお仕事の一つ一つが
七尾百合子
私にとってはとても大切で、楽しくて、充実した時間でした!
七尾百合子
「そう言ってもらえると、こちらとしても嬉しいよ」
七尾百合子
「それでな、来年の今日もまた、百合子に今年のスケジュール帳を渡そうと思うんだ」
七尾百合子
「その時には、今の2倍...いや、この手帳が埋まるくらい百合子と一緒に仕事ができるように
七尾百合子
Pさん・・・
七尾百合子
「俺頑張るからさ!!」
七尾百合子
「だから、その本には、百合子の思ったこと、楽しかったこと」
七尾百合子
「諸々を百合子の自由に書き綴っていって欲しいんだ」
七尾百合子
日記をつけるみたいにですか?
七尾百合子
「ああ、そうだ!それで・・・いずれ、ちゃんとした一冊の本になって」
七尾百合子
「その1ページ、1ページが、百合子にとって素敵な思い出になるような本にしてくれ」
七尾百合子
私だけじゃ・・・ないです
七尾百合子
「えっ?」
七尾百合子
私とPさんの・・・素敵な思い出になるような...
七尾百合子
そんな一冊に私はしますから!
七尾百合子
「百合子!!」...ポタポタ
七尾百合子
もう!Pさん!!・・・どうして泣いてるんですか!?
七尾百合子
「だって・・・だってよ・・・百合子にそんなこと言ってもらえるなんてよ・・・」(男泣き)
七尾百合子
私たくさんの人を笑顔にする、アイドルなんですから・・・
七尾百合子
Pさんも笑顔にできない、そんなアイドルなんて、私嫌です・・・
七尾百合子
「すまん」
七尾百合子
でも、今日だけは見逃してあげますよ
七尾百合子
だって今日だけは私、ただの女の子...ですから・・・
七尾百合子
だから、Pさん、これからもそんな私のプロデュース、よろしくおねがいします!!
(台詞数: 50)