七尾百合子
ねぇ志保ちゃん
北沢志保
なに?
七尾百合子
志保ちゃんって、絵本好きだったよね?
北沢志保
え? うん、まぁ
七尾百合子
ちょっと相談したいことがあるんだけど…
音無小鳥
(あら、なんでしょう。聞き耳聞き耳…)
音無小鳥
あ、なんですか律子さん? え、仕事? してますよ、ホラホラ
音無小鳥
はーい、ボーッとしないようにですね、ありがとうございます、律子さんもがんばってくださいね
音無小鳥
(よし、聞き耳再開!)
北沢志保
好きな絵本?
七尾百合子
うん。今度のお仕事で、小さい子たちに読み聞かせをするんだけど
七尾百合子
絵本を自分で持ってきてくれないかって。だったら、絵本好きな志保ちゃんと一緒に考えたいなって
北沢志保
それは構わないけど、私と百合子の趣味が合うかどうか…
七尾百合子
いいの。色んな絵本を知って、私も読みたい、って思えるような絵本を読み聞かせたいんだ
北沢志保
…わかった。考えましょうか
七尾百合子
ありがとう
北沢志保
でも、おすすめの絵本、ね
北沢志保
うーん、どういう絵本がいいのかがわからないのだけれど
北沢志保
例えば、メッセージ性の強いものだとか、キャラクターのかわいいものがいいとか
七尾百合子
うーん、そのあとに遊んだりするみたいだから、可愛い方がいいのかな?
七尾百合子
キャラクターが外に出て遊んだりする絵本?
北沢志保
うーん………
北沢志保
…の
七尾百合子
の?
北沢志保
のんたん
音無小鳥
(志保ちゃんが、のんたん!)
音無小鳥
(これはレアね、録音しておけばよかったー!)
七尾百合子
どんな絵本なの?
北沢志保
えっと、のんたんっていう猫が動物の友達みんなで遊んだり、探検したりする絵本なの
七尾百合子
へー、可愛いね!
北沢志保
ほら、こんなの
七尾百合子
へー…ふわふわほわぁん、だって、かわいい!
北沢志保
小さい頃、お母さんに読んでもらって、それ以来、好きな絵本の一つになったの
北沢志保
今度、持ってくるから
七尾百合子
うん、ありがとう!
七尾百合子
えへへ、やっぱり志保ちゃんに相談してよかった
北沢志保
そう
七尾百合子
ふふ、のんたん、か
北沢志保
な、なによ
七尾百合子
ううん、可愛いなって
北沢志保
もう…
音無小鳥
(ふふ、絵本が大好きなのね。弟もいるって言ってたし、読み聞かせたりもするんだろうなぁ)
音無小鳥
(志保ちゃんが読み聞かせかぁ…プロデューサーさんにこっそり話してみようかしら?)
音無小鳥
(みんなきっと、志保ちゃんを身近に感じてくれるはずよね)
音無小鳥
ふふ…
音無小鳥
は、はい! お仕事してまーす!
(台詞数: 46)