七尾百合子
次の部屋に入ると、そこは誰もいないライブ終了後のライブ会場だった
七尾百合子
「あれ?プラネタリウムみたいなところからいきなりステージに行くわけないよね……」
矢吹可奈
「よく来ましたね。」
七尾百合子
「あ、可奈ちゃん。なんでこんなところに?ここはどこ?」
矢吹可奈
「私は可奈ではない。私はこの部屋の鍵の番人、ラスです。ここは第2の間だよ。」
七尾百合子
「え?またまた。そんな冗談はやめてくださいよ。」
矢吹可奈
「私は本当にラスです。ここを通るのなら、私の出す問題に答えて。」
七尾百合子
「また、問題なんですね……」
矢吹可奈
「何か不満でも?」
七尾百合子
「違います。ただ……」
矢吹可奈
ただ?
七尾百合子
「こういうのはどのくらい続くのかなって……」
矢吹可奈
「それは問題数は一部屋につき一問の12部屋ですよ。」
七尾百合子
「そんなにあるんだ……」
矢吹可奈
「じゃあ、問題出すね。」
七尾百合子
はい。
矢吹可奈
「問題、『はかなくて、ひとでなしのものは?』回答権は3回まで。」
七尾百合子
「え?はかなくてひとでなしのもの?」
矢吹可奈
「さぁ、シンキングタイムスタート。」
七尾百合子
ー続くー
(台詞数: 20)