中谷育
わたしは10歳になったんだよ
中谷育
プロデューサーさんは、もっとわたしのことを大人としてあつかうべきだと思うな
音無小鳥
(10歳の子が誕生日を迎えて10歳になる……)
音無小鳥
(何もおかしな所は無いわね♪)
中谷育
ちょっと大人っぽいものプレゼントすればいいやって思ってるでしょ?
中谷育
甘い、甘いよ!桃子ちゃんのホットケーキより甘いよ!!
中谷育
え?大人なら何かを求めるより、まずセキムを果たすべき?
中谷育
またそうやってごまかそうとして……
中谷育
出来ないわけじゃないもん!む～
中谷育
小鳥さん、今困ってることない?
音無小鳥
困っていること……そうねぇ
音無小鳥
そうそう。階段側の蛍光灯が切れてたから交換しようと思っていたのよ
中谷育
やるやる♪それやりたい
音無小鳥
ダメよ。育ちゃんには高くて危ないわ
中谷育
大丈夫、ちゃんと足元に気をつけるから。わたしにやらせて
音無小鳥
……わかったわ。倉庫から蛍光灯を持って来るから、そこで待ってて
中谷育
うん
音無小鳥
プロデューサーさん、お耳を貸して下さい
音無小鳥
一応育ちゃんにやらせてみますが、危なそうならすぐにやめさせて下さい。それでは
中谷育
プロデューサーさん。こっちにきてしゃがんで……肩車だよ
中谷育
……甘えてないもん。大人はテキザイテキショでお仕事をするんでしょ
中谷育
プロデューサーさんが足場になって、わたしが交換する。問題ないよね♪
音無小鳥
蛍光灯とって来たわよ。古い方を外したら渡すわね
中谷育
はーい。プロデューサーさん、もっと右、右だよ
中谷育
もうちょっとで届きそう……ん?なんだろう。体がふるえてゾクゾクする……
中谷育
プロデューサーさん!?首に血がついてるよ!!大丈夫!?…………ちがう……これ、わたしの……
中谷育
いやぁぁぁぁぁ!!
音無小鳥
育ちゃん!?プ、プロデューサーさん、とりあえず育ちゃんを床に下ろして下さい
七尾百合子
おはようございます!
七尾百合子
ん?このニオイは……
七尾百合子
涙で顔をぐしゃぐしゃにした育ちゃん……太ももには赤い雫が垂れた跡……
七尾百合子
プロデューサーさん!?いつかはやると思っていましたが、よりにもよって育ちゃんだなんて!
七尾百合子
私もついていきますから、自首して下さい。そうすれば罪が軽……ふごッ
七尾百合子
ほっへをふねらないでくらはい。いふぁい、いたいです
七尾百合子
すみません、取り乱しました。そうですよね。例え他の女の子に心移りしたとしても
七尾百合子
私とプロデューサーさんの蜜月の日々が消える訳ではないんです
七尾百合子
少し怖いですけど覚悟は出来ています。さあ、私にもプロデューサーさんの……はうッ
七尾百合子
両手でふねるのは勘弁してくらはい。ほっへがのびてもほらにゃくなっちゃひます
音無小鳥
(この子人生楽しんでるなぁー)
七尾百合子
すみません、本当にすみません。真面目にやりますから
七尾百合子
育ちゃんにも『来た』んですよね。ここは私に任せて下さいますか
中谷育
う……うぐ……ひう
七尾百合子
育ちゃん。痛い所は無い?苦しく無い?
中谷育
えう……百合子さん……。痛くはないけど、わたしのおまたから血が出てきて
中谷育
それがコワくて……わたしビョウキなの?しんじゃうの?
七尾百合子
大丈夫。それは女の子なら普通のことだから
中谷育
そうなの?
七尾百合子
そうだよ。病気じゃなくて、育ちゃんの身体が大人になる準備をしているだけだから安心して
中谷育
うん、わかった
七尾百合子
私が育ちゃんの身体を洗って来ます。プロデューサーさんは覗いちゃダメですよ?
(台詞数: 50)