七尾百合子
……そうですね。私ならまずは読書、ですね。思いっきり現実を離れるために冒険小説とか。
七尾百合子
昴さんになら、プロスポーツ選手の名言集なんてどうですか?なにか足掛かりが有るかもですよ。
永吉昴
悪くないけどさあ、オレ絶対、読んでる途中で眠くなっちまうぞ。
七尾百合子
残念です。最良だと考えていたのですが……
七尾百合子
じゃあ、星空ウォッチングはどうですか?広大な宇宙の前では、自分の悩みはちっぽけに思えます。
永吉昴
ダメだって。夜は早めに寝て体を休めないと。ケガでもしたらどうするんだよ。
七尾百合子
昴さん、ちょっと大げさですよ……それだと、花火とかも論外ですよね。
七尾百合子
じゃあ、バーベキューですよ!みんなでワイワイ食べて、鬱屈した思いを晴らすんです。
永吉昴
お、ウマいもん食べるのはいいよな。
永吉昴
だけどさ、それ体重が増えちまうだろ。結局後で苦しくなるよな。
七尾百合子
昴さんも女の子なんですね……確かに悩みを晴らそうとして別の悩みの種を植えるわけには。
七尾百合子
そうだ!この前無人島でやってたみたいに、魚獲りしましょう!得意なことに打ち込むんです。
永吉昴
百合子……お前、どこまで遠出するつもりなんだよ。レッスン場でやる予定してるんだぞ。
七尾百合子
……なにか話が噛み合わないような。『キャンプ』のメニューの話ですよね。
七尾百合子
昴さん、どうやってレッスン場で『キャンプ』するんですか?屋内にテントを張るとか……
永吉昴
何言ってんだよ百合子。スランプを脱するために『ミニキャンプ』を張るんじゃないか。
永吉昴
プロ野球なら常識だろ?やっぱり体づくりからやり直さないと!
七尾百合子
……野球選手は、不調になると『キャンプ』をするんですか?不可解です……
(台詞数: 18)