闊歩
BGM
空想文学少女
脚本家
Կիշիրա
投稿日時
2014-10-03 20:56:57

脚本家コメント
既にお気づきでしょうが、このシリーズはタイトルやら立ち絵を微妙に統一しています。というのも全く連作であると言わなかったので流石になんかしないとと意味不明どころじゃないと思ったわけですね。日本語おかしいですがそういうことです。
さてさて、このドラマは夢の中の話。自分の話を自分の頭だけで考えてしまった末路です。大人気取りはこう言うときに甘いですね。
実はこれが連作中で最も書きたかった話でかなり自信あったんですが、やはり意味わからなかった人が多かったみたいですね。でも、今回伝えたかったのは文章でもお話でも無いのです。

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七尾百合子
そして二つ目に、私は靴をはき忘れていた事に気付きました。
七尾百合子
これでは流石にお料理どころではありません、私は急いで窓を開けました。
七尾百合子
ところが外では既に目的地へ着いたようで、人々は足早に駅へ向かっていきました。
七尾百合子
勿論私も置いてけぼりは嫌でした。傘を畳むと急いでドアに鍵をかけ、カーテンを閉めました。
七尾百合子
ふと眩しいことに気が付くと、お日様は閉めだすのを忘れていたことを怒り、私に何か言っていたか
七尾百合子
もしれませんが、そのころの私はというとまだ言葉も話せないような頭の中では答えなど闇の中だと
七尾百合子
言いながら、今までのそんなことは無かったはずだと首を傾げたまま、その紳士に向って舌を出して
七尾百合子
……
七尾百合子
そこでやっと、誰かが私を見ている事に気付きました。
七尾百合子
よくよく考えれば、さっきから良くないことばかりです。その少女はいろんな事を歩き回っています
七尾百合子
その少女、先ほどからずっと頭の中を行ったり来たりしています。笑ったり泣いたり、時には怒る。
七尾百合子
しかし、本だけは閉じることは無く。ずっと行ったり来たり、場所と人と時間でした。
七尾百合子
「あ、これ私?……あ、私だ!!」
七尾百合子
そうでした。私は誰かに見られていると思っていたら、実は私が見ていたのでした。
七尾百合子
尤も、どちらも私だったのでどちらも正解ではありました。
七尾百合子
「……て、ことはこれは……」
七尾百合子
夢、でしょうか。どうでしょう。どちらにせよ、頭の中にいた私にとってこれらは本物の世界でした
七尾百合子
「でも、夢だとしても意味わからないよ、私の考えが足りないのかな。」
七尾百合子
なんて思いましたが、夢であるのならば外の道理は通じないものなのかもしれません。
七尾百合子
まあ、他の人と比べることなんてできませんし、それこそがこれのある意味ではないのでしょうか。
七尾百合子
「昴さんは、こんな夢、見ますか?」
七尾百合子
当然の帰結として、私は隣にいる友人に尋ねました。彼女が答えを知っているのでしょうか。
七尾百合子
いえ、ただ話がしたかっただけかもしれません。私は靴を見つけました。
七尾百合子
さて、いつの間にかまた一人になっています。結局昴さんがどう答えたのかは解りませんでした。
七尾百合子
でも、胸がいつものように高鳴っているところを見ると、呼んだ意味はあったようです。
七尾百合子
私はこうやって、寂しいときはすぐ友達をここへ連れてきてしまうようでした。
七尾百合子
突然、見知った場所に出ました。ここだけは、やけにはっきりとしています。
七尾百合子
「ここ、どこだったっけ……」
七尾百合子
大勢の仲間とともに毎日来ている場所でしたが、ここにくるときはそれを忘れるように覚えています
七尾百合子
ふと、何か胸のあたりに嫌なものが来ると言いました。理由を知るために、私は動かずにいました。
七尾百合子
そうするとちゃんと雨が降ってきてあの例の匂いが漂ってきました。ここで私は間違いに気付きまし
七尾百合子
……
七尾百合子
私は一度明かりを消しました。こんなつもりでは無かったからです。
七尾百合子
しかし、とてもこのままでは居られなかったので、私は意を決して続けることにしました。
七尾百合子
何より、今の目的はこの胸の嫌な正体を確かめることを思い出そうとしました。雨に戻りました。
七尾百合子
雨と匂いはあまり関係なく、それが雨とともにやってきたという事だったはずです。男の人です。
七尾百合子
人です。その人と会ったのはこんな雨の日でした、しばらく私は、その人を「雨の人」と。
七尾百合子
そして部屋です。このいつもの部屋にその人は居るはずでした。
七尾百合子
胸がどんどん騒ぎ出します。もう痛いくらいでした。ですが、もう少しでした。
七尾百合子
これはいつもあの人が座っている机です。いつも何かをしていました。
七尾百合子
私がその人の名前を呼ぶと、その人は振り返りました。声は聞こえませんでしたが、返事しました。
七尾百合子
その人の顔は何故か私にはわからないようになっていて、これではいけないと思いました。
七尾百合子
どうにかして私は確かめなくてはいけません。やけにはっきりした意思でした。
七尾百合子
しかし、知っているはずなのです。知っているのは私です。知れるはずです。
七尾百合子
しかしそれは、忘れるように言ったのも自分であるということでもあります。
七尾百合子
その人を怖がっているのでしょうか。いえ、それなら私でないはずなのでそれは違います。
七尾百合子
では、この胸の痛みは何なのでしょうか。痛いのは私なので悪いのは私なのかもしれません。
七尾百合子
ふと、その人が私の名前を呼びました。そこで私は自分の気持ちであることに気付きました。
七尾百合子
「あ、………ダメ!」
七尾百合子
すぐに本を閉じ、それから後は何も見えないようにして部屋からずっと出続けました。

(台詞数: 50)