
永吉昴
『翌日、百合子さんがいつも通り貸出カウンターで仕事をしていると、』

永吉昴
………

永吉昴
『ライオンが、図書館の入り口の前で座っているのを見かけました。』

七尾百合子
ようこそ いらっしゃいました!

永吉昴
『百合子さんはライオンに近づき、中に入れさせようとしますが、』

永吉昴
…………

永吉昴
『ライオンは、なぜか入ろうとしません。』

七尾百合子
ひょっとして…、館長に会うのが怖いのですか?

永吉昴
『百合子さんは、憶測でライオンに問うと、』

永吉昴
(コクリ……)『と、ライオンは静かに首を縦にふりました。』

七尾百合子
待っててください。朋花館長を呼んできます。

永吉昴
『そう言うと、百合子さんは朋花さんの部屋に行きました。』

七尾百合子
館長、朋花館長。

天空橋朋花
……なんのご用ですか~、百合子ちゃん。

永吉昴
『と、朋花さんは寂しそうな声で、静かに聞きました。』

七尾百合子
あのぅ、ご存知ないかもしれませんが、

七尾百合子
ライオンがいるんです。図書館に!

天空橋朋花
…えっ!?

永吉昴
『朋花さんは椅子から飛び上がり、』

天空橋朋花
本当なのですか~?

天空橋朋花
本当なのですか~?わぁ♪

永吉昴
『満面な笑顔で廊下へ駆け出しました。』

永吉昴
『それを見た百合子さんは、ニヤっとして』

七尾百合子
廊下を走ってはいけませんよ。

永吉昴
『と、声をかけました。しかし朋花さんには聞こえませんでした。』

天空橋朋花
ライオンさん、また来てくれて嬉しいですよ~。この間は、ありがとうございました~♪

永吉昴
『朋花さんはライオンを見つけるなり、駆け寄り抱きしめました。』

永吉昴
♪~

永吉昴
『ライオンも安心したのか、頬が緩みます。』

永吉昴
『もちろん朋花さんだけでなく、図書館を利用している人達も、』

永吉昴
『ライオンが戻ってきた事に、声をあげて喜んでいます。』

七尾百合子
(皆さん、図書館は静かにしないといけません……。)

七尾百合子
(けれどたまには、ちゃんとした訳があって、決まりを守れないことだってあるんです。)

七尾百合子
(嬉しい時は、声をあげて思いっきり喜んでいいと思います!)

七尾百合子
(いくら図書館の決まり、でもね。)

永吉昴
『おしまい!』
(台詞数: 36)