としょかんにライオンが(シーン7・完)
BGM
ビギナーズ☆ストライク
脚本家
Kozzy
投稿日時
2014-07-21 00:04:50

脚本家コメント
 「としょかんにライオンが」シーン7です。
途中から見る方は、最初から見ていただくと嬉しいです!
 前のシーンから翌日、百合子さんが伝えた事は、ライオンに届いているのでしょうか?
 図書館ではお静かに…。SOUNDは……最後ぐらいはONでもいいのではないでしょうか?
 これでこのシリーズは完結です。言葉を言わないライオンを、どう表現するか悩みましたが、上手く伝えることが出来ましたでしょうか?
このドラマを、最後までご視聴・コメントしていただき、本当にありがとうございました!

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永吉昴
『翌日、百合子さんがいつも通り貸出カウンターで仕事をしていると、』
永吉昴
………
永吉昴
『ライオンが、図書館の入り口の前で座っているのを見かけました。』
七尾百合子
ようこそ いらっしゃいました!
永吉昴
『百合子さんはライオンに近づき、中に入れさせようとしますが、』
永吉昴
…………
永吉昴
『ライオンは、なぜか入ろうとしません。』
七尾百合子
ひょっとして…、館長に会うのが怖いのですか?
永吉昴
『百合子さんは、憶測でライオンに問うと、』
永吉昴
(コクリ……)『と、ライオンは静かに首を縦にふりました。』
七尾百合子
待っててください。朋花館長を呼んできます。
永吉昴
『そう言うと、百合子さんは朋花さんの部屋に行きました。』
七尾百合子
館長、朋花館長。
天空橋朋花
……なんのご用ですか~、百合子ちゃん。
永吉昴
『と、朋花さんは寂しそうな声で、静かに聞きました。』
七尾百合子
あのぅ、ご存知ないかもしれませんが、
七尾百合子
ライオンがいるんです。図書館に!
天空橋朋花
…えっ!?
永吉昴
『朋花さんは椅子から飛び上がり、』
天空橋朋花
本当なのですか~?
天空橋朋花
本当なのですか~?わぁ♪
永吉昴
『満面な笑顔で廊下へ駆け出しました。』
永吉昴
『それを見た百合子さんは、ニヤっとして』
七尾百合子
廊下を走ってはいけませんよ。
永吉昴
『と、声をかけました。しかし朋花さんには聞こえませんでした。』
天空橋朋花
ライオンさん、また来てくれて嬉しいですよ~。この間は、ありがとうございました~♪
永吉昴
『朋花さんはライオンを見つけるなり、駆け寄り抱きしめました。』
永吉昴
♪~
永吉昴
『ライオンも安心したのか、頬が緩みます。』
永吉昴
『もちろん朋花さんだけでなく、図書館を利用している人達も、』
永吉昴
『ライオンが戻ってきた事に、声をあげて喜んでいます。』
七尾百合子
(皆さん、図書館は静かにしないといけません……。)
七尾百合子
(けれどたまには、ちゃんとした訳があって、決まりを守れないことだってあるんです。)
七尾百合子
(嬉しい時は、声をあげて思いっきり喜んでいいと思います!)
七尾百合子
(いくら図書館の決まり、でもね。)
永吉昴
『おしまい!』

(台詞数: 36)