
永吉昴
『皆さんの街に必ずあるはずの施設、図書館。』

永吉昴
『図書館は、街の人達が本を読んだり借りたりするところ。』

永吉昴
『そして図書館は誰でも入れて利用できます。』

永吉昴
『この小さな街にも、小さな図書館があります。』

永吉昴
『しかしある日、珍しい利用者がやってきました。』

永吉昴
(てくてく…)

永吉昴
『それはライオンでした。ライオンはカウンターの横を通り、ずんずんと歩いていきます。』

七尾百合子
(えっ?ラ…ライオン!?大変だーッ!)

永吉昴
『図書館員の百合子さんは、慌てて駆け出し、奥にある図書館長の部屋に飛び込んでいきました。』

七尾百合子
館長!朋花館長!!

天空橋朋花
誰ですか~?図書館で走っている人は~。

永吉昴
『館長の朋花さんは、お仕事中のため、顔も上げずに言いました。』

七尾百合子
ですけど、ライオンがいるんです!図書館に!

天空橋朋花
あら、そうなのですか~?

天空橋朋花
で、そのライオンは図書館の決まりを守っていないんですか~?

永吉昴
『と、朋花さんは聞きました。この方は、決まりについては、なかなかうるさいのです……。』

七尾百合子
いえ…、別にそういうわけでは……。

天空橋朋花
それなら、いいじゃないですか~。そのままにしておきなさい♪

七尾百合子
いいんですか!?他の利用者の方に危害が出てからじゃ遅いんですよ!

天空橋朋花
ここの決まりを守ってくれるなら、追い出す必要はありませんよ~♪

天空橋朋花
わかりましたね~、百合子ちゃん♪

七尾百合子
………どうなっても知りませんよ。

永吉昴
『一方、ライオンは静かに館内をゆっくりと歩き回りました。』

永吉昴
(クンクン…)

永吉昴
『目録のカードのにおいを嗅いだり、』

永吉昴
(スリスリ…)

永吉昴
『新しい本棚に、たてがみをこすりつけたりしました。』

永吉昴
『館内を一周したライオンは、』

永吉昴
(Zzzz…)

永吉昴
『絵本の部屋にある、大きなクッションの上で気持ちよさそうに眠ってしましました。』

永吉昴
『さて、どうしたらいいのでしょう?』

永吉昴
『図書館の決まりには、ライオンが来た時の事など、なにも書いてないのです。』

永吉昴
『シーン2に続く』
(台詞数: 33)