我那覇響
そういえば、昨日は父の日だったな
北沢志保
そうでしたね
如月千早
仕事をしていると、そういう記念日を忘れがちになるわね……
我那覇響
二人は何か贈ったのか?
北沢志保
…………
如月千早
…………
我那覇響
どうしたんだ、二人とも?
我那覇響
…………あ
我那覇響
(そうだ……家庭の事情を忘れてた……)
我那覇響
ゴメン……
北沢志保
いいんですよ……響さんが悪いわけじゃありません
如月千早
気にしてないからね……
我那覇響
でも……自分もその気持ち、わかるんだぞ
北沢志保
え?
我那覇響
だって、自分も父親いないし
如月千早
そういえばそうだったわね
北沢志保
じゃあ、響さんは父の日はどうしてたんですか?
我那覇響
沖縄に住んでいる兄に贈ってるんだ
北沢志保
羨ましいです……私には父親に代わる人もいませんし……
如月千早
私も……
我那覇響
だったら、今日は自分が志保と千早のお父さんになってやるぞ!
如月千早
はい?
我那覇響
さあ、思い切り甘えてくるがいいさー!
北沢志保
意味がわかりません
我那覇響
む~ん……寂しさを紛らわせるいい案だと思ったのに……
北沢志保
どうしてそういう考えになるのかしら……
如月千早
……でも、いいかもしれないわね……我那覇さんがお父さんでも
我那覇響
お、千早が乗ってきてくれた!
北沢志保
し、仕方がないですね……千早さんが乗り気なら、私も参加します……
我那覇響
素直じゃないな、志保は!
如月千早
父の日……
北沢志保
父の日……
我那覇響
よしよし、自分がお父さんだぞ~
如月千早
(むにゅ)乳の日……
北沢志保
(むにゅ)乳の日……
我那覇響
うぎゃ~!何をしているんだ!自分の胸を揉むなー!!
如月千早
(モミモミ)乳の日……
北沢志保
(モミモミ)乳の日……
我那覇響
(こいつら、根本的に父の日を間違えてる……)
(台詞数: 39)