七尾百合子
うっ、くっ…あとちょっと、あとちょっとで届きそう…。
七尾百合子
……はぁ。ダメ、やっぱり届かない…。
矢吹可奈
百合子ちゃん、どうしたの?
七尾百合子
ちょっと読みたい本を見つけたんだけど、背が足りなくて届かなくって…。ほら、あそこの本。
矢吹可奈
…ホントだ、なんであんなに高いところにあるんだろう?
七尾百合子
脚立使っても届かないから、もう諦めた方がいいかな…。
矢吹可奈
あっ、でもこっちの長い脚立を使えば届きそうだよ。私が取ってあげる!
七尾百合子
うーん、でもちょっと揺れるしバランス良くないね。危なそうだからやめておいた方が…。
矢吹可奈
平気平気!可奈に任せてご安心～♪なんでもできちゃうすごい可奈～♪
七尾百合子
あっ、でもすごい。本当に届きそう…!
矢吹可奈
むむー…あとちょっと、もう少しで……あっ!?
七尾百合子
!?可奈ちゃん、危ない!!
矢吹可奈
きゃああああああ!!!(バサバサバサ)
北沢志保
…ちょっと、二人ともうるさいんだけど。集中できないからもう少し静かに…。
七尾百合子
可奈ちゃん、しっかりして!可奈ちゃんってば!!
北沢志保
ーーッ!?百合子さん、これは…?
七尾百合子
志保ちゃん!か、可奈ちゃんが私の代わりに本を取ろうしたら脚立から落ちて本も落ちてきて…。
北沢志保
じゃあ、この本の山の中に可奈が…!?
七尾百合子
可奈ちゃん、どこにいるの!?お願い返事してー!
北沢志保
……見つけた!可奈、大丈夫!?
矢吹可奈
……………。
七尾百合子
ど、どうしよう。私があんな高いところにある本を読もうとしなければこんなことには…。
北沢志保
後悔は後です。百合子さん、誰か人を呼んできてください。あと救急車も!
七尾百合子
…うん、わかった。プロデューサーさーん、律子さーん!誰かきてくださーい!!
北沢志保
可奈、さっさと起きなさいよ。いつもみたいに何か歌いなさいよ。今なら何でも聞いてあげるから。
北沢志保
お願いだから目を覚ましてよ、可奈…!!
矢吹可奈
ーーう、ううん…。
北沢志保
……可奈!?よかった、気がついて…!
矢吹可奈
……おねえちゃん、だあれ?
北沢志保
………えっ?
(台詞数: 30)