如月千早
それじゃ、今回のレッスンはこのあたりにしておきましょう。
北沢志保
失礼ですけど、何か事情があるんでしょうか?そうでないなら、このまま続けてほしいんですけど。
最上静香
ちょっと志保!せっかくの千早さんのお気遣いを無駄にするつもり!?
如月千早
いいのよ、静香。志保は今……。
如月千早
ワンフォーオール(このゲーム)に対する姿勢の話をしているみたい。
如月千早
レッスンをした直後にゲームを中断する。確かに、中途半端な感は否めないわね。だけど……。
如月千早
何より志保自信が、あの玲音との決着を見届けたがってるんじゃないの?
北沢志保
それは……。答える義務、あるんでしょうか……。
最上静香
さっきから人をバカにしたような態度で!いい加減にしなさいよ!?
如月千早
ふう、やれやれ…。やっぱり私達には、少し休息が必要みたいね。
如月千早
ゲームというものは、楽しくプレイするものだから。
如月千早
それじゃあ静香。私達は先に、納涼祭へ出かけましょう。
最上静香
はい!ねえ志保?続きが気になるのはわかるけど、自分を見失うような事だけはしないでね?
最上静香
(そして二人は事務所を出る。)
北沢志保
………いいのよ私は。私独りでも、このゲームをクリアできるんだ………。くっ………。
北沢志保
ガチャッ(事務所に可奈が入ってくる。)
北沢志保
っ!!か、可奈………!?
北沢志保
(可奈)志保ちゃん。一緒にお祭りに行こ?私、志保ちゃんと一緒の思い出がつくりたいな。
北沢志保
可奈っ………。うぅ………。うぅぅ……………。(涙目)
北沢志保
うぅぅぅ〜〜!わたしも行く〜〜〜〜!(涙)
如月千早
チラッ(ドアの隙間から覗いている。)
最上静香
……最初からそう言えばいいのに。やっぱり、可奈には素直みたいですね?
如月千早
ええ。志保にも、心を開ける相方がいるということね。
如月千早
(いい反応だわ。自分に素直になれなくても、素直になれるパートナーがいる。)
如月千早
(志保。きっとあなたは、私にとって好敵手となるかもしれない……。)
如月千早
(そしていつの日か、あなたは私の真意を知ることになるわ…。そう。)
如月千早
(『細氷』という真意を………。)
(台詞数: 27)