仲直りのキスとハグを要求します8
BGM
恋花
脚本家
kyunpo
投稿日時
2017-09-22 23:21:31

脚本家コメント
帰郷したら後輩3人組と遭遇した8話です。紗代子ルートに入りました。紗代子。
単品で読む方へ
自分の思いやりが足りなかったせいで別れる事になってしまった元彼女、紗代子と 復縁した気分になれるかもしれません。紗代子。

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高山紗代子
「改めましてお久しぶり、Pくん。元気だった?」
高山紗代子
「うん。私も元気だったよ」
高山紗代子
「……」
高山紗代子
「ごめん嘘。本当はあんまり元気じゃなかったの」
高山紗代子
「今日もね?見るに見かねた友達が連れ出してきてくれたんだ」
高山紗代子
「どうしてって……。どうして だと思う?」
高山紗代子
「もう…。Pくんのせいだよ」
高山紗代子
「あなたと別れてから、私ずっと落ち込んでたんだから」
高山紗代子
「つい最近まで、家族にも心配されるくらいだったんだよ?」
高山紗代子
「それでようやく少し吹っ切れてきたと思ったら、こんなところで会うんだもん」
高山紗代子
「びっくりしちゃった」
高山紗代子
「……」
高山紗代子
「一緒にいた静香さんと未来さん、2人とも良い子だね」
高山紗代子
「特に静香さん。Pくんの事相当好きね。すごく本気だと思う」
高山紗代子
「告白されてるんでしょ?付き合わないの?」
高山紗代子
「……」
高山紗代子
「…そっか」
高山紗代子
「……」
高山紗代子
「ねえ…。私の事がまだ忘れられないって、ほんと?」
高山紗代子
「本当は静香さんの背中を押すつもりだったんだけど…」
高山紗代子
「Pくんがまだ私の事を好きかもしれないって思ったら…抑えられなくなっちゃった」
高山紗代子
「Pくん、もう私の事好きじゃ なくなっちゃったって思ってたから」
高山紗代子
「だってそうでしょ?ずうっと 放置されてたし。全く会ってくれないし。そう思っちゃうよ…」
高山紗代子
「高校の頃はずっと一緒だったのに」
高山紗代子
「だから寂しかったし、悲しかったな…」
高山紗代子
「1人暮らしで大変なのはわかるけど。もう少し私の事、大事にして欲しかった…」
高山紗代子
「……」
高山紗代子
「うん。…うん。…好きよ」
高山紗代子
「私もまだPくんの事が好き」
高山紗代子
「本当はすぐにでも、また一緒になれたらなあって思ってる」
高山紗代子
「でもね、やっぱり不安なの」
高山紗代子
「またあんな思いをする事になったらどうしようって…」
高山紗代子
「好きな気持ちと不安な気持ち、両方あるの」
高山紗代子
「ねえPくん。今度はもっと、 私の事、大事にしてくれる?」
高山紗代子
「ちゃんと私の事を見るって、 約束してくれる?」
高山紗代子
「………」
高山紗代子
「うん。…うん。わかった。信じます」
高山紗代子
「絶対だからね?」
高山紗代子
「それじゃあはい。仲直りのキス。来て来て?」
高山紗代子
「んっ…」
高山紗代子
「んっ…」チュッ
高山紗代子
「……………
高山紗代子
「……………キスだけなの?」
高山紗代子
「ハグもして欲しいな、ハグ」
高山紗代子
「あ…」
高山紗代子
「あ…」ギュー
高山紗代子
「嬉しい…。久しぶりだね、こうやって抱き締めあうの」
高山紗代子
「今日ここで会えて、本当に良かった…」
高山紗代子
「もう二度と、私の事…離さないでね」

(台詞数: 49)