永吉昴
なんかこの空気も久し振りだな
真壁瑞希
はい
永吉昴
まつぼっくりに時間が出来たからかな?
高山紗代子
沙代子メモによると
高山紗代子
ソシャゲの呪縛から解放されたから
永吉昴
他社様を貶すのやめような
真壁瑞希
では早速ですが永吉さんに一つ課題を
永吉昴
課題?
真壁瑞希
高坂さーん!
永吉昴
は!?
高山紗代子
今から昴ちゃんと海美は外に出て……
高山紗代子
1kmほど走って、キャッチボール30分して、バドミントンで昴ちゃんが1セット取って来て!
永吉昴
は!?死ぬわ!
永吉昴
て、ちょ、海美、やm…………
真壁瑞希
~2時間後~
高山紗代子
おかえり!
永吉昴
タダイマモドリマシタ……
真壁瑞希
お疲れ様でした。紅茶を淹れたので飲んで下さい。あ、砂糖はそこにありますので
永吉昴
あ、ありがと……
永吉昴
ぬるくない?
高山紗代子
ならガムシロップでもいいよ?
永吉昴
いや、いいや。(ごくごく)
真壁瑞希
もう一杯いります?
永吉昴
まぁ、せっかくだし……
真壁瑞希
はい
永吉昴
(ごくごく)
高山紗代子
昴ちゃん、寒いでしょ?
永吉昴
誰のせいだよ?
高山紗代子
はい、もう一杯ね。これで温まって!
永吉昴
まぁ、せっか…
永吉昴
あつ、あっつ!
真壁瑞希
私の真似ですか?
永吉昴
そんなつもりは……
高山紗代子
昴ちゃんにひどい仕打ちさせちゃったけど、これは豊臣恩顧の将「石田三成」の逸話
真壁瑞希
秀吉が鷹狩りからの帰り近江(滋賀)のあるお寺に寄って図々しく茶を所望するのです
永吉昴
利家の茶漬けみたいに?
真壁瑞希
それとこれとは少し違いますが……
真壁瑞希
その時、寺の坊主「佐吉」が先程の様にぬるい→熱い→熱湯を出しました。これが『三献茶』
高山紗代子
ぬるいと一気に飲めるのが通説だけど、ぬるいから徐々に熱くするとお茶の間風味が増すって俗説も
真壁瑞希
まぁ、どちらにせよ、秀吉は三成に「使える男だ」と見込んで即座に城に連れて行ったとの話です
高山紗代子
まぁその豊臣家も秀吉の思考や三成と他の家臣との衝突で天下を分ける大事件があるのだけど
高山紗代子
また今度ね!
真壁瑞希
【おしまい!】
永吉昴
俺の苦労は……
高山紗代子
………
高山紗代子
海美、紅茶何杯飲んでるの?
(台詞数: 46)