高山紗代子
【続き!】
真壁瑞希
では、永吉さん。「国家安康」とは?
永吉昴
いや、普通に考えて
永吉昴
国がいつまでも安定しますように? とか?
真壁瑞希
正解
真壁瑞希
では「君臣豊楽」とは?
永吉昴
クンシンホーラク!!?
永吉昴
いや、何の呪文?
真壁瑞希
君臣豊楽を呪文と言う人、初めて聞いたぞ
高山紗代子
私も、だぞ
永吉昴
ノリ良いな、紗代子
高山紗代子
「君」が主君のクン。ここで言えばお殿様。臣が家臣のシン。
高山紗代子
豊楽はそのまま豊かで楽しい。つまり何事も悪いようになりませんようにとの意味
高山紗代子
主人も家臣もみんな仲良く暮らせればいいなぁ って所かな
真壁瑞希
これは諸説になりますが、
真壁瑞希
「豊」が農民、つまり民。その領地の普通の暮らしをして畑を耕している人も指す説もあります。
真壁瑞希
では、これが何故言い掛かりに結び付くのでしょうか?
高山紗代子
昴ちゃん解る?
永吉昴
解るわけないだろ
永吉昴
と言うかみんな仲良く幸せに暮らせますようにって良いことだろ!
真壁瑞希
答えの前に少し
真壁瑞希
家康…基徳川は早急に時を進めなければなりませんでした
高山紗代子
若干悪い言い方すれば、何としてもでも豊臣を滅ぼさねばならない
永吉昴
なんでそうなるんだよ…
永吉昴
昔の偉人の考えはさっぱり解んないや
高山紗代子
例えば品揃え豊富なデパートが建ってるのに品揃えの曖昧な商店街の一店舗があったら
真壁瑞希
まあ、そこの代々の商いとかがあるかも知れませんが
高山紗代子
天下はほぼ徳川で平定。にも関わらず未だ抵抗を止めない豊臣。
高山紗代子
豊臣側の天下統一前に北条が抗い続けたちょうど真逆になってるのね
真壁瑞希
ようは潰すための理由探し。
真壁瑞希
では答えに行きましょう。なぜ言い掛かりになり大坂の陣が起きたのか
高山紗代子
お坊さんは言いました。「殿!豊臣は左様な事で徳川一門に呪いを掛けてますぞ!」
永吉昴
は!?
真壁瑞希
まさに今のリアクションが当時の豊臣側の反応
高山紗代子
国家安康…一見すればなんの変哲もない四文字だけど
真壁瑞希
国【家】安【康】
高山紗代子
家と康の字を離す事で徳川家を分断させるとの意を記す
永吉昴
すごい言い掛かりだな!
真壁瑞希
分断がどうのと言われてもパッとしないと思うのでもう一説。家と康が離れてますよね?
真壁瑞希
つまり、家康の、首を、ズシャーーーー
永吉昴
oh………
真壁瑞希
大将を討ち取り手柄にするのは良いのですが証拠として首を晒すのですね。
真壁瑞希
で、家康の首、取ったるで、と。
永吉昴
言い掛かりってモンじゃねぇぞ
高山紗代子
で、「君臣豊楽」で何か気づかない?
永吉昴
徳川に関する事何もなくない?息子とか?
高山紗代子
【君臣豊楽】←
真壁瑞希
→【楽豊臣君】
高山紗代子
「徳川なんてチョチョイのチョイで豊臣が再び天下に君臨してくれるわ!」
永吉昴
言われた豊臣側は溜まったモンじゃないなぁ!
(台詞数: 50)