高山紗代子
次のステージまであと一週間…。もっともっと、完成度を高めなきゃ…!!
永吉昴
……なあ、朋花。
天空橋朋花
どうしたんですか、昴ちゃん。
永吉昴
ごにょごにょごにょごにょ…。
永吉昴
ごにょごにょごにょごにょ…つーわけだから、ちょっと向こうに立ってくれないか?
天空橋朋花
いいですけど…怒られても知りませんよ～?【テクテク】
高山紗代子
…っ!!【タン・タン!】
永吉昴
準備はいいか、朋花?
天空橋朋花
いつでもいいですよ～。
高山紗代子
1・2・3・4、1・2・3・4…!!
高山紗代子
1・2・3・4、1・2・3…【バスンッ!】ふぉああっ!?
天空橋朋花
球筋はいいですが、普通のストレートでしたね～。
永吉昴
う～ん…やっぱりうまくいかないか。
高山紗代子
ちょっと昴ちゃん!朋花ちゃん!私の背中を掠めるようなキャッチボールって何考えてるの!!
永吉昴
ああ、これ?キャッチボールじゃなくて実験だよ。
高山紗代子
実験って…いったい何の。
永吉昴
レッスンに燃えてる紗代子すれすれにボールを投げたら、燃える魔球にならないかなって。
高山紗代子
なる訳ないでしょ!昴ちゃん、そんなにお説教してほしいの!?【フシャーッ!】
天空橋朋花
まあまあ、そんなに怒らないであげてください、紗代子さん。
高山紗代子
朋花ちゃん?怒らないでって…どういうこと?
天空橋朋花
本番が近づくにつれて紗代子さん、日に日にレッスンの量を増やしているじゃないですか。
高山紗代子
それは当然でしょ?本番のためにレッスンを重ねておかないと。
天空橋朋花
昴ちゃんは、紗代子さんがハードワークのし過ぎで体調を崩さないか心配だったんですよ～。
高山紗代子
…そうなの?
永吉昴
地元の高校で、練習しすぎて試合に出られなかった人がいるって聞いたんだよ。
天空橋朋花
それで、少しでもレッスンを中断して休憩できたらなって話を昴ちゃんとしてたんです。
高山紗代子
そ、そうだったんだ…。心配かけちゃったんだね。
永吉昴
おう!少しくらいは肩の力を抜いても罰は当たらないからな。
高山紗代子
…危うくデッドボールになるところだったけど?【ジトー】
永吉昴
そこは…オレだから安心しろって!な、紗代子?
高山紗代子
もうっ…調子がいいんだから。
(台詞数: 31)