高山紗代子
わあ、花火がきれい……。
高山紗代子
このまま終わらずに永遠に花火が続くといいのになあ……。
高山紗代子
……なんて。そんなことあるわけないのにね。
高山紗代子
……なんて。そんなことあるわけないのにね。……ん?
高山紗代子
誰です? 人が楽しんでる中で突然声を掛けて水を差すのは……?
高山紗代子
……プロデューサーでしたか。これは失礼しました。
高山紗代子
……わたしの横で一緒に見てもいいか、ですか? 別に構いませんが……。
高山紗代子
………………………。
高山紗代子
………………………。
高山紗代子
花火、きれいですよね………。
高山紗代子
………………………。
高山紗代子
……あの、プロデューサー……。これはあくまで例え話に過ぎないのですが……、
高山紗代子
花火って、一瞬で大空に立派な花を咲かせるものですが、消えゆくのもまた一瞬ですよね……。
高山紗代子
私達アイドルもまた、あのように一瞬で咲いては散って終わってしまう……、
高山紗代子
そんな花火のような存在なのでしょうか?
高山紗代子
私、時々心配になるんです。
高山紗代子
今こそ注目を浴びてる私達765プロですが、いずれは全く認知されなくなるかもしれない、と…。
高山紗代子
そうしたら、アイドル高山紗代子、なんて名前も過去の産物になってしまうかもしれない、と……。
高山紗代子
それでも、アイドルという道を胸を張って突き進んで行ってもいいのかな、って……。
高山紗代子
………プロデューサーは、どう思いますか……?
高山紗代子
……目に映るのは一瞬でも、見た人の心には永遠に刻まれる、それが花火だ……ですか?
高山紗代子
確かに……今こうして花火を見ている間にも、記憶の1ページに刻まれているかもしれませんね。
高山紗代子
でも、私は花火のように人々の心に残り続けるアイドルになれるでしょうか……?
高山紗代子
……それは紗代子の努力次第だが、そうなれるように紗代子を導くのが俺の仕事だ……ですか?
高山紗代子
ふふっ、頼もしいですね。
高山紗代子
やっぱり私、765プロに入って……そしてプロデューサーと出逢えてよかったです。
高山紗代子
………………………。
高山紗代子
……色々話しているうちに……花火、終わっちゃいましたね。
高山紗代子
ではみんなの所へ戻りましょう。そろそろ他の子も集まっている頃だと思いますし。
高山紗代子
………………………。
高山紗代子
今日は色々とありがとうございました。私、改めてトップアイドルを目指して頑張ります。
高山紗代子
加えて、私が第一線から退くことになったとしても、人々の心に残るような……そんなアイドルに。
高山紗代子
そうなれる日が来るまで、私の側で見守ってくれますか?
(台詞数: 33)