高山紗代子
ガチャッ!
高山紗代子
おはようございます!
中谷育
紗代子さん、オッハー!今日もチョベリグー?
高山紗代子
……バタン
高山紗代子
眼鏡の度が合わなくなったかな?耳もちょっとおかしくなったかも。
高山紗代子
……ガチャッ
中谷育
紗代子さん、急に出て行くなんて、マジホワイトキック〜
高山紗代子
バタン
高山紗代子
亜美ちゃんの仕業かな?それとも真美ちゃん?
高山紗代子
誰のせいだとしてもすぐに止めさせないと!
高山紗代子
ガチャッ!
中谷育
ちょっとウケるんですけどー。マジ紗代子さんウケるー
高山紗代子
ねぇ、育ちゃん
中谷育
なんですかぁ?わたし今チョーイケイケなんですけどぉ
高山紗代子
……ちょっとその話し方と格好を止めない?
中谷育
なんでですかぁ?チョーMM〜
高山紗代子
いいから
中谷育
え〜、チョベリバー
高山紗代子
着席
中谷育
え?
高山紗代子
着席
中谷育
はい
高山紗代子
ふぅ……育ちゃん、一体どうしたの?あ、まずはその格好をどうにかしようか。
中谷育
うん、分かった。実はこの長い靴下、履きづらかったんだよね。
高山紗代子
顔のお化粧も落とそうか。真っ黒の顔じゃ育ちゃんの可愛さが台無しだもん。
中谷育
えへへ、ありがとう、紗代子さん。……なんかくすぐったい。
高山紗代子
……はい、終わり。あとで化粧水と乳液で肌の調子を整えておかないとね
中谷育
は〜い♩えへへ、化粧水ってなんだか大人っぽいね
高山紗代子
そう?それで、どうしてあんな格好であんな喋り方をしてたの?
中谷育
えっと、早く大人になりたいなって思ったんだ。
高山紗代子
大人……?
中谷育
そうなの!それでこの雑誌やこの雑誌を見て勉強したんだけど
高山紗代子
この雑誌……5年前の雑誌だ。こっちは15年も前!
中谷育
小鳥さんがこれを貸してくれたんだけど……。もういらないからって。
高山紗代子
こ、小鳥さん……
中谷育
ねえねえ紗代子さん!わたし大人っぽかったかな?
高山紗代子
ちょっとだけ違ったかな?歴史の、じゃなくて社会の教科書でファッションの勉強はしないでしょ?
中谷育
確かにそうだよね!小鳥さんの本、ちょっと古いかもって思ってた!でも、どうすればいいんだろう
高山紗代子
じゃあ、別の大人のひとに話を聞いてみよっか!私も手伝ってあげる。
中谷育
本当!?ありがとう!
中谷育
そうだ。他の人からも大人っぽいのを教わったから見てくれない?
高山紗代子
えっ?
中谷育
ねえねえ紗代子さんナデナデしてー!育ちゃん可愛いからナデナデしたいでしょー?
中谷育
うーん、仕方ないな～。紗代子さん優しいから、可愛い育ちゃんをナデナデする権利あげちゃうよ!
中谷育
(……結局茜さんに教わった大人の仕草も止められちゃった)
中谷育
(でも、紗代子さん、ナデナデはしてくれたんだ。嬉しかったな!)
中谷育
(今度このみさんに一緒に話を聞く約束もしてくれたし、大人になりたい気持ちも理解してくれた)
中谷育
(紗代子さん、時々怖いけど、優しいからわたし大好き!)
中谷育
(そういえば、事務所から帰るとき、小鳥さんと茜さんが紗代子さんに会議室に呼ばれてたなぁ)
中谷育
(きっと大人な話をしているんだろうけど、それは別のお話だよね!)
(台詞数: 50)