橙千本
BGM
TOWN_RMX
脚本家
Կիշիրա
投稿日時
2014-11-22 02:56:17

脚本家コメント
息抜きに作りました。
冬休み、には早いですが。ワクワク出来るのは夏だけじゃないと思うんですよ!

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永吉昴
うーん。ここじゃないよな……でもヒントっぽいのはこの森の中なんだよな……
高山紗代子
ちょっと、昴ちゃん!待ってってば!
永吉昴
でも反対側も何もなかったし……
高山紗代子
昴ちゃんってば!
永吉昴
まさかオレの読み違いって事は……うーん。でも大人達が何か隠してるのは確かだし……
高山紗代子
すーばーるーちゃーん!
永吉昴
あ、その声は紗代子。まだいたの?ごめん気づかなくて。
高山紗代子
さっきからずっと小判鮫みたいに着いてきてたよ!謝るならちゃんと謝って!
永吉昴
ごめんなさよ子。
高山紗代子
ごめんなさよ子!?とかはこの際いいや。さっきから何呻いてるの?
永吉昴
いや、なーんか怪しいなと思ってさ。あ、怪しいと言ってもオレの妖しい魅力の話じゃなくて。
永吉昴
今年の祭の雰囲気というか、まずこんなに時期が遅いのも珍しっくしょん!!
永吉昴
ふぁー、こんな寒い時期によく祭して騒ごうなんて気になるよな。
高山紗代子
昴ちゃんって話の途中でくしゃみ出来るんだね。
高山紗代子
というか、こんな時期じゃなくてもそんなに眩しい太ももを晒してたらそりゃ寒いと思うよ?
永吉昴
お、おい、まさか今までオレの太ももをそんな目で……
高山紗代子
え、え?何!?えーそんなー全くそんな目で見てないっていうか何の事?そんな目ってどんな目?
永吉昴
そんな猟奇的な目で見てたのか!いつも美味しそうだって思ってたんだろ!
高山紗代子
百歩譲って美味しそうだって思ったとしてもいやらしい目で見るよ!いや見てないけど!
永吉昴
確かに自分でも焼いたら美味しそうだって思う時あるけど!
高山紗代子
聞きたくなかった!でも覚えとくね!
永吉昴
はあ……かくいうオレも今年の祭は楽しみたかったんだけど、遅すぎるよなー。
高山紗代子
……その日はもう、あっちの方に帰っちゃうんだっけ?
永吉昴
ちょうど祭の前日に冬休み終わるんだよ!うわあ悔しい!
高山紗代子
……じゃあ、あとちょうど2週間だね。どう、あっちでも名探偵してるの?
永吉昴
勿論、迷子の子猫捜索から子猫の浮気調査やその他諸々引っ張りだこだぜ!
高山紗代子
なんだ、意外と上手くやれてるんだね。なんか悔しいな……
永吉昴
妬くなって!紗代子の写真は今でも心の額縁にいれて心の壁に飾ってるからさ!
高山紗代子
なんら特別に扱ってない!一見嬉しいけど全て胸中での処理だ!
永吉昴
……あ、これ。見つけたかも。
高山紗代子
何々?都会の生活の中で今まで溜め込んでた私への想いを伝える言葉でも見つけた?
永吉昴
ほら、この木。なんか他と違うよな。きっとこの木の中に大人達がこの森を立ち入り禁止にした理由
高山紗代子
うん、そうだよ?
永吉昴
……え?
高山紗代子
それ土地神さんだよ。妄りに近づいて神様の機嫌を損ねないように立ち入り禁止になってるの。
高山紗代子
……小学校の時に習ったよね?
永吉昴
多分心のゴミ箱にシュートしてた。ほら、名探偵って自分の興味あること以外ズボラがちじゃん?
永吉昴
でも知識が有るなら好都合!何かヒントがあるかも知れないからこの木について教えてくださよ子!
高山紗代子
え、私役に立ってる?えへへーしょうがないなー。昔土地神さんは木の形をしてなくて、この街が天
永吉昴
あ、ごめん。オカルトは勘弁して。
高山紗代子
まあ、つまり昴ちゃんが思ってるような秘密はありません。残念でした。
永吉昴
ちぇ!面白くなーい!せっかくミステリアスな故郷に帰ってきたと思ったのに!
高山紗代子
まあまあ、そんな世の中に、たくさん謎が渦巻いてるわけないよね。
永吉昴
……ごめんな、昔みたいに、二人で楽しく冒険できると思ったんだけど。
高山紗代子
……今年は二人でこたつでたい焼きでも食べながら過ごそ?この前80個焼ける奴買ったんだ。
高山紗代子
……それと、ほら!せっかく神様いらっしゃるんだしお願い事でもしていったら?
永吉昴
だからオカルトは受け付けないの!早く帰ってたい焼きでも太ももでも食べようぜ!先行っとく!
高山紗代子
……じゃあ、私はお願いしとこっかな。神様、勝手に入ってきてごめんなさい。
高山紗代子
どうか、私の大切な名探偵さんが帰っちゃう前に、素敵なワクワクをプレゼントしてください……と
高山紗代子
昴ちゃーん!待ってってば!

(台詞数: 50)