高山紗代子
待って。今の話だけじゃ納得出来ないわね。
矢吹可奈
えっ…?で、でも証拠ならここに…
高山紗代子
証拠があれば、みんなを思うように納得させられる…そんな甘い話が通ると思う?
高山紗代子
【反論ショーダウン 開始】
高山紗代子
悪いけど、私はまだあなたの事を完全に信用した訳じゃない。
高山紗代子
あなたがこの裁判の流れを…
高山紗代子
自分の都合のいいように誘導している…
高山紗代子
その可能性を否定出来る?
高山紗代子
まあ、あなたに限った話じゃないけれど。
矢吹可奈
私を信用出来るかどうかは、今は関係ないはずです…!
矢吹可奈
私の話の何が納得出来ないのか、はっきり言ってもらえませんか!?
高山紗代子
単純な話だよ。
高山紗代子
可奈ちゃんは、証拠としてそのメモを提示したけど…
高山紗代子
『未来ちゃんが書いた物』だってどうして言い切れるの?
高山紗代子
『犯人が捏造した物』かもしれないでしょう?
高山紗代子
さっきの模擬刀みたいにね。
高山紗代子
それに、犯人は証拠を残さないように気を付けていたはず…
高山紗代子
そんな相手が、メモなんてわかりやすい証拠を残すなんて…
高山紗代子
随分とうっかりさんなんだね。
高山紗代子
…ねえ、可奈ちゃん?
矢吹可奈
(あのメモは、未来ちゃんが書いた物のはず…)
矢吹可奈
(私の思い込みじゃない、志保ちゃんだってそれを証明してくれた…!)
高山紗代子
単純な話だよ。
高山紗代子
可奈ちゃんは、証拠としてそのメモを提示したけど…
高山紗代子
『未来ちゃんが書いた物』だってどうして言い切れるの?
高山紗代子
『犯人が捏造した物』かもしれないでしょう?
矢吹可奈
《その言葉、斬らせてもらうよ!》
矢吹可奈
あのメモは、未来ちゃんが書いた物で間違いありません…。
高山紗代子
随分と自信があるみたいだけど、その根拠なんてどこにも…
矢吹可奈
あります。…このメモの、最後の所に『未来ちゃんのサイン』が書かれてますよね?
高山紗代子
…まさか、そのサインが…未来ちゃんがそのメモを書いた根拠とでも言うつもり?
矢吹可奈
じゃあ、紗代子さんはこのサインを書けますか?この、特徴的なサインを。
高山紗代子
…ちょっと、難しいかもね。他に見本は?
北沢志保
ありませんよ。そのメモに書かれたサインだけです。他に、このサインを見た事がある人は?
矢吹可奈
星梨花「あ、私あります。何回か未来さんに見せてもらいました」
高山紗代子
静香「私もあるわ。たぶん見本があっても綺麗には書けないと思う。独特の癖があるし、それに…」
高山紗代子
静香「あの子、何度も練習したんだ～って誇らしげに言ってたからね…」
北沢志保
それを踏まえた上で聞くわ。このサインは、未来が書いた物だと思う?
矢吹可奈
星梨花「はい、間違いありません」
高山紗代子
静香「星梨花と同意見よ。他に書ける人がいるなら見せて欲しいくらい」
北沢志保
…だそうですよ。なんでしたら、今ここで紗代子さんを含む私達全員で書いてみましょうか?
高山紗代子
…結構よ。そこまでしてもらわなくても、もう充分わかったから。
高山紗代子
サインが自分を示す何よりの証拠…アイドルを目指しておいて、そんな事も気付かなかったなんて…
矢吹可奈
紗代子さん…
高山紗代子
さっきはごめんね、可奈ちゃん。ちょっと強く言い過ぎた。
矢吹可奈
いえ、大丈夫です…
矢吹可奈
(信じてもらえた…って事で、いいのかな…)
矢吹可奈
(……怖かったなぁ)
(台詞数: 48)