高山紗代子
今は北海道へ営業に来てまして、本日最終日は大分時間が余ってしまったので…
高山紗代子
プロデューサーにあるツアーを組んで貰いました。…それは。
北上麗花
皆でハンティングして、美味しく頂こう!鹿狩りツアー♪
横山奈緒
ちょいと…麗花さん、しれっと残酷な事言っているのに気が付いてます?
北上麗花
あらぁ、いけない?
横山奈緒
せやかて…鹿を狩るんだよ?バンビじゃん!
北上麗花
でも鹿って、日本狼が絶滅してから爆発的に増えてしまったんですって。
横山奈緒
へー知らなかったわぁ。でも、日本狼が絶滅したから人間が鹿を狩る理由はなんで?
北上麗花
それは、日本狼が食物連鎖の頂点で鹿が増えない様に成っていたんだけど…
横山奈緒
絶滅したよな?
北上麗花
そう。だから、動物界で頂点の人間がその代わりをしなければ成らなくなったのね。
横山奈緒
せやかて、日本狼の絶滅も人間の責任と違う?
北上麗花
それを言い始めたら、山椒魚やトキ…数えきれない程になると思うわ。所詮、人間の都合だもの。
横山奈緒
うーん。話を戻して、鹿狩りをする理由は?
北上麗花
自然の植物や農作物を荒らしたりするからね。その損害はかなりのものなんだって…
横山奈緒
へー知らなかったわぁ。
高山紗代子
だから、鹿が増え過ぎないように期間を決めて駆除をするんですって。
横山奈緒
ちょいと、紗代子さん。あんたも、しれっとダークな話をしている事気が付いてます?
高山紗代子
あらぁ…現に本州でも鹿の自然被害はあるのよ?
横山奈緒
うーん。意外と恐ろしいなバンビは… ところでハンティングに使う獲物…私はともかく二人のは…
北上麗花
いいでしょ?これなら、一撃必殺でしょ?
横山奈緒
あ~まあ、確かにな…(食べられる肉は残るのかなぁ…)紗代子さんはそれ…
高山紗代子
デストル刀…これなら近接で一撃必殺ですよ。
横山奈緒
あはは…そやな…(そんな近くに行けるのかなぁ…)ところでプロデューサーは?
高山紗代子
プロデューサーさんでしたら、荷物を取りに行くとかで車に戻りましたよ…あら?プロデューサー?
北上麗花
プロデューサーさん、手を振って走ってきますね。変な顔。
横山奈緒
って言うか、プロデューサー!ヒグマに追われてる!
高山紗代子
ええっ!
北上麗花
ええっ!!これは腕の見せ所…麗花行きまーす。プロデューサー、ギリギリで伏せて下さい!
北上麗花
麗花特製…鉄球入りBB散弾!どーーーーーーーん!!!あっ熊に命中!
高山紗代子
続いて、紗代子行きまーす!特製デストル模造刀!はっーーーーーたぁ!!っしゃあ!!
高山紗代子
熊の○○○に命中!熊がヨレて来たよ!奈緒、最後は貴女が決めて!
横山奈緒
う…うん、わかった。ヨレてだいぶ撃ち易い。社長から預かったこの古式銃で…
横山奈緒
うー難しいな…目か口か眉間…急所何処だ?えぇ~い!タァーーーーン!!
北上麗花
やったぁ!熊を仕留めましたよ!
高山紗代子
そうですね…これなら心配無いかも。ところで奈緒、それは誰の?
横山奈緒
へ?社長のだけど、アンティークのコレクションなんだって…これがどしたの?
高山紗代子
これは恐らく、西洋中世辺りの火薬を使わない古式銃かもしれませんね…
横山奈緒
え?……これヤバイ?
高山紗代子
かなり。
北上麗花
プロデューサーさんを連れて、早く帰りましょう。飛行機もありますから。
高山紗代子
………。帰りましょうか。
横山奈緒
………。そうやな、報道される前に帰りましょうか…
北上麗花
プロデューサーさん、しっかりして下さいね?
北上麗花
(帰りの飛行機の中でたっぷり、癒してあげますから♪)
横山奈緒
どしたの麗花さん?赤い顔で?
北上麗花
なんでもないわ。ちょっと、熊で興奮しただけよ。
高山紗代子
さっ、早く撤収撤収!
横山奈緒
そそくさーーーー!!
(台詞数: 49)