如月千早
……だるいわ。
如月千早
朝起きたときからなんだか体が重いし……もしかして病気的なものにかかったのかも。
如月千早
でもレッスンは休みたくないのよね。取り組み気のせいかもしれないし体温だけでも。
如月千早
あ、そうそう。この前律子が新しい体温計をくれたのよね。心配性なんだから。
如月千早
それじゃ早速はかりましょう。ピピッ
如月千早
え、何?もう測定したの?最近の体温計怖い!適当言ってるんじゃないかしら!
如月千早
って……38℃。これは明らかな熱ね。気のせいでも何でも無かったわ。
如月千早
これは休むしか……いやでも一日も無駄にしたくないし……
如月千早
まあとりあえず行ってみましょうか。熱って言うほど病気感無いし、なるようになるはず。
如月千早
と思って事務所に行ったらあまりの顔色の悪さと熱に気づかれて家へと追い返されたのよね。
菊地真
いや当たり前でしょ!ゆでダコみたいだったよ!
双海真美
とりあえず今日は真美とまこちんが看病するからおとなしくしてるがいいっぽいよ!
如月千早
そう、迷惑かけるわね。
菊地真
そんなこと無いって、とりあえずおでこにこれ貼っとくね。
如月千早
あ、冷たい。何を貼ったの?ダメ人間のレッテル?
菊地真
自虐が過ぎるね!普通に冷えピタだよ!
如月千早
冷えピタ……。冷えピタといえば、水瀬さんは三枚くらい貼るのかしら。
双海真美
千早お姉ちゃんてそういうネタ言うタイプだっけ?
菊地真
そっか、真美はまだ知らなかったっけ。あのね真美、千早は……
菊地真
病に伏せると完膚なきまでにめんどくさくなるんだ。覚悟したほうが良いよ。
双海真美
まこちん何意味わかんないこと言ってんのさ!
如月千早
そういうわけだから少し私の話を聞いてくれるかしら。
双海真美
これまたいきなりだね。
如月千早
昔々あるところにおじいさんと、
如月千早
昔々あるところにおじいさんと、おばあさんと、
如月千早
昔々あるところにおじいさんと、おばあさんと、おばあさんが住んで居たの。
菊地真
うん、それで?
如月千早
とても……複雑な家庭環境よね。
菊地真
あー。
双海真美
そのネタの世界観がよく分かんないや。
如月千早
要約すると著しく暇なのよ、私。
双海真美
ごめんね全然真意に気づけなくって。
菊地真
真美も慣れるの早いね。助かるよ。
如月千早
真、何か余興を。
双海真美
うわあ無茶ぶり!どすんのまこちん!
菊地真
大丈夫、そういうのがあるかもと思って色々考えてきたんだ!
双海真美
さすがまこちん!
菊地真
千早、この百円玉2枚をよく見ておいてね。
双海真美
なんだそういうのね。
如月千早
あ、やっぱり真に任せるのは止めましょう。違うものを考えるからちょっと待ってて。
菊地真
真美ー!ボクの余興を千早が無下にするよー!
双海真美
……よしよしまこちん。
如月千早
次なる暇潰しを閃いたわ。
双海真美
怒濤の展開だね。
如月千早
…………
双海真美
……どしたのさ、早く言ってよ。
菊地真
静かに真美、千早、もう寝てるよ。
双海真美
……やっぱ疲れてたのかな?もしかして一連の奇行は真美達に心配かけないためとかそういう類い?
菊地真
だとしたならば回りくどいよね!とりあえず、おやすみなさい。
如月千早
…………
(台詞数: 50)