北沢志保
P♀:………(とある小瓶を見つめてる)
北沢志保
P♀:…よし!決めた!
馬場このみ
あら、何してるのプロデューサー?
北沢志保
P♀:あ、このみさん…
馬場このみ
ん?それ、確かM@Pから貰った「分裂薬(男女二分割用)」よね?
北沢志保
P♀:はい
馬場このみ
彼からの最後の希望、だっけ…それ、結局どうするの?
北沢志保
P♀:はい、俺はこの薬を…
北沢志保
P♀:はい、俺はこの薬を…飲まずにM@Pさんに返します。
馬場このみ
………
馬場このみ
………えっ!?
馬場このみ
ちょ、ちょっと待って!最後の希望なんでしょ!?なんで…
北沢志保
P♀:確かに、これを飲めば俺は男に戻れるかもしれない、だけど…
北沢志保
P♀:色々不安な面や、飲んだ場合の後に起こる問題のことを考えると、どうしても怖くなって…
馬場このみ
でも、明野Pと波葉ちゃんという例があるじゃない。
馬場このみ
あの二人もなんとかしてやっているみたいだし、大丈夫じゃないかしら?なんとかなるわよ!
北沢志保
P♀:そうだけど、それ以外にも理由があって…
北沢志保
P♀:俺自身が二人に増えるっていうのはちょっと…あまりいい気がしないんです…
馬場このみ
自分が増えることに対する抵抗ね…分からなくもないかも。
北沢志保
P♀:はい、だから返そうと…
馬場このみ
でも、ホントにいいの?明野Pは暫くお休みみたいだから、悪ドラ商店もやってないし…
馬場このみ
これをパスしたら、次にいつチャンスが巡ってくるか分からないわよ?
馬場このみ
下手したら、一生女性のままっていうことも考えられるわ。
北沢志保
P♀:…構いません。例え男性であれ女性であれ、俺という人間は一人で十分です。
北沢志保
P♀:もしアレなら、もう他人に頼らず、自分で元に戻る方法を探しますし…
北沢志保
P♀:それでもダメなら、ずっと女性として生きていくという、覚悟の上で決めたことですから。
馬場このみ
…分かったわ。プロデューサーがそういうなら、私は止めないわ。自分が選んだ道を進んで!
北沢志保
P♀:ありがとうございます、このみさん。
馬場このみ
それじゃあ、そろそろ時間だから私はレッスンに行ってくるわね、また後で!
北沢志保
P♀:はい、いってらっしゃい。
松田亜利沙
ムフフ…そんなプロデューサーさんに朗報ですよ…
北沢志保
P♀:あ、この前女体化から戻った功Pにオシオキされて酷い目にあったばかりの亜利沙じゃん
松田亜利沙
ちょっとー!そんな言い方しなくたっていいじゃないですかー!
松田亜利沙
コホン…まあいいです。それで、その朗報っていうのがですね…
松田亜利沙
M@Pさんが非常用に作った功Pさん専用の女体化解毒剤があったじゃないですか?
北沢志保
P♀:ああ、そういえばあったなそんなの
松田亜利沙
それを使ってですね、現在M@Pさんがプロデューサーさん用の解毒剤を開発してるそうです!
北沢志保
P♀:ええっ!?そんなに上手くいくのかよ!?
北沢志保
P♀:あの明野Pさんですら、解毒剤が出来なくて今でもかなり苦労してるっていうのに…
北沢志保
P♀:それに、俺が女体化した原因となったあの毒液の成分も結構やっかいなモノだぞ!
北沢志保
P♀:成分がかなり複雑だし、男性化の薬をフェロモン薬にするなど、未だ不明な点が多いし。
松田亜利沙
大丈夫です!M@Pさんは、事務所の中でもトップクラスの開発者ですから!それに…
松田亜利沙
亜利沙はともかく、小鳥さんや明野Pさん以上の技術を持っているっていう噂もあるんですよ…!
北沢志保
P♀:へぇ…それが本当なら、結構信頼できるかも…
松田亜利沙
しかし!これを飲むには条件があります!その条件、忘れたなんて言わせませんよ!
北沢志保
P♀:条件…?ああ、もしかして…アイドルデビューの件?忘れるわけないじゃないか。
北沢志保
P♀:少なくとも、環と星梨花の夢を叶えるまでは、戻るつもりはないよ。
松田亜利沙
それでこそプロデューサーさんです!亜利沙も楽しみにしてますからね!では!
北沢志保
P♀:(最近はレッスンのおかげで、体力もついてきたし、歌ももっと上手くなった気がする…)
北沢志保
P♀:(俺のアイドルデビュー予定まで、あと2ヶ月…これからもっと頑張らないと!)
(台詞数: 50)