キュウカイオタクの亜利沙ちゃん・2話
BGM
俠気乱舞
脚本家
CRバルスP@禁酒中
投稿日時
2017-06-05 00:00:14

脚本家コメント
細いバットでしょう?これ、ドライバーって言うらしいです。

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松田亜利沙
とうとう試合当日になってしまいました…うう、不安で心臓が潰れそう。
松田亜利沙
とりあえず、チームの方にご挨拶をしないと。確かこの辺りにいるはずなんですが…。
二階堂千鶴
あら、亜利沙!?貴女、一体どうしてここにいるんですの!?
松田亜利沙
千鶴さん!千鶴さんこそどうしてここに?
二階堂千鶴
私はその…ここで野球の試合をする、商店街チームの監督を頼まれましたの。
松田亜利沙
どうして千鶴さんが商店街チームの監督を?
二階堂千鶴
せっ、セレブたるもの、様々な人脈があるのですわ!
松田亜利沙
なるほど…ありさは、その商店街チームの助っ人に来たんですよ。
二階堂千鶴
ええっ!?助っ人って亜利沙のことでしたの!?
二階堂千鶴
(もーー!!どうして誰も教えてくれなかったの!?)
二階堂千鶴
こほん…ところで亜利沙。貴女、野球は出来まして?
松田亜利沙
この間のお仕事と…あとは、昴くんからバットの振り方を教えてもらいました。
二階堂千鶴
殆ど素人ですのね…まあいいですわ。とりあえず、必要なことを伝えておきます。
二階堂千鶴
この助っ人制度…チーム外の選手を助っ人として呼べる制度には、あるルールがあります。
二階堂千鶴
それは『助っ人は1チーム1人まで。そして、参加できるのは1度だけ。』というルールです。
松田亜利沙
1度だけ?つまり、フル出場なんかはできないんですか?
二階堂千鶴
ええ。更に、参加できるのは攻撃と守備のどちらか一方のみですわ。
松田亜利沙
とても限定的なんですねぇ。
二階堂千鶴
何でもかんでも助っ人に頼ってばかりではいけませんものね。
二階堂千鶴
助っ人と交代した選手は、それ以降は試合から抜けます。これは普通の選手交代と同じですわね。
二階堂千鶴
だからこそ、助っ人に頼るのは逆転のチャンス、もしくは絶体絶命のピンチの時ですわ!
松田亜利沙
うう…プレッシャーに負けそうです。
二階堂千鶴
そこは一度仕事を受けた身として、責任を持ってほしいですわね。
松田亜利沙
は、はい。
二階堂千鶴
…ふふっ、安心なさい。私のチームは最強ですもの。貴女の出番はありませんわ!
二階堂千鶴
だから、安心してベンチで応援していなさい!
二階堂千鶴
おーーーっほっほっほ
二階堂千鶴
おーーーっほっほっほゲホッ!ゲホッ!
松田亜利沙
…はい!応援は得意なので任せてください!
松田亜利沙
ところで、報酬ってどうなっているんです?
二階堂千鶴
それは活躍に応じて要相談ですわ。例えば…逆転勝ちした場合は…これくらとか?
松田亜利沙
こっ、こんなに貰っていいんですか!?
二階堂千鶴
活躍できない、もしくは出番が無ければ0なので、それは覚悟しておいてくださいね。
松田亜利沙
それはいいんですが…でも、これって草野球とかじゃないんですか?
松田亜利沙
あくまで趣味の範囲で…それなのに、こんなにお金を払うなんて…。
二階堂千鶴
そんなのではありません!!これは、生き残りを賭けた試合なのです!!
松田亜利沙
ひぃっ!?
二階堂千鶴
はっ!?な、なんでもありませんわ。貴女の言う通り、これはあくまでレクリエーション。
二階堂千鶴
さあ、そろそろ楽しい試合がはじまりますわよ!準備はよろしくて?
松田亜利沙
は、はい…。
松田亜利沙
(何故でしょう?何やらとんでもないことに巻き込まれたような…?)

(台詞数: 41)