横山奈緒
はぁ…まいったなぁ…。突然雨が降るなんて聞いてへんよ…。
横山奈緒
こういう時に限って携帯の電池が切れてるもんなぁ。
横山奈緒
……どうしよっか。
松田亜利沙
おや?奈緒ちゃんじゃないですか?どうしたんですかこんなところで。
横山奈緒
おぉ亜利沙か。ちょうどよかったわ。
横山奈緒
携帯の電池が切れるわ突然雨が降るわで大変だったんやで。
松田亜利沙
それは災難でしたね。
横山奈緒
ところで亜利沙。もう一本傘とか持ってへんか?
松田亜利沙
残念ながらありさはこの傘一本しか持ってないんですよ。
横山奈緒
ま、そらそうやろな。誰かを迎えに行くわけでもなさそうやし…。
横山奈緒
せや。それならその傘に一緒に入ってもええか?
松田亜利沙
え?えええぇぇ!?あ、あああありさの傘の中に一緒に入るんですか!?
横山奈緒
いや、別に嫌ならええんやで。
松田亜利沙
嫌というわけではないですよ…。
松田亜利沙
(ただ…ありさの心の準備が…)
横山奈緒
そんなら入らしてもらうで(サッ)
松田亜利沙
は、はい…いいですよ。
横山奈緒
それにしてもよく降る雨やなぁ。
松田亜利沙
そ、そうですね…。
横山奈緒
……亜利沙。なんか様子が変やないか?
松田亜利沙
べ、べべべ別にそんなことないですよ!
横山奈緒
あっ!何か変だと思ったら肩の部分が濡れてるやないか!
横山奈緒
そんなに私に気を使ってたら風邪ひいてしまうで。
松田亜利沙
でもこうでもしないと奈緒さんも濡れてしまうじゃないですか。
横山奈緒
まぁそうだけど…。
横山奈緒
………。
横山奈緒
そんなら……こうしようか。
横山奈緒
そんなら……こうしようか(ぐいっ)
松田亜利沙
きゃっ!な、何するんですか!?
横山奈緒
えっへへー。こうして二人で寄り添えばお互い濡れることもないやろ。
松田亜利沙
そ、そそそそうですね。(ドキドキ)
横山奈緒
じゃ、帰ろっか。
松田亜利沙
は、はいぃ…。
横山奈緒
(………。)
横山奈緒
(アカン…。成り行きとはいえこんな大胆な行動に出てしもうた。)
松田亜利沙
(うぅ…こんなに近くに奈緒ちゃんが…。どうしましょう…。)
横山奈緒
(このドキドキ…)
松田亜利沙
(このドキドキ…奈緒ちゃんに…)
横山奈緒
(このドキドキ…亜利沙に…伝わってないやろうか…。)
(台詞数: 39)