Pokémon SN@P! 6枚目
BGM
水中キャンディ
脚本家
sikimi
投稿日時
2015-12-15 11:31:13

脚本家コメント
オーキド博士の ワンポイント レッスン
「亜利沙君がファイヤーを見たと言ったが、にわかには信じられんのぅ…と言いたいが、この前の巨大な卵の件を考えれば、むしろ本当のように思える。どっちにしろ、亜利沙君なら答を導き出してくれるじゃろうな」

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松田亜利沙
ありさ達が調査に出かける前に、博士から新しい道具を手渡されました。
松田亜利沙
いやいやボール。投げると中から悪臭が漂い出すらしいです。ポケモン由来だから安全だとか。
松田亜利沙
相変わらず好奇心旺盛のピカチュウちゃんは、ボールをつつき始めました。そ、そんなに触ると!
松田亜利沙
…ボールが割れ、中から顔を背けたくなるような臭いが漂ってきます。ピカチュウちゃん、気絶。
松田亜利沙
ありさ、このにおい、しってる。これ、べとべとんちゃんのやつ。…がくっ。
松田亜利沙
──────────。
松田亜利沙
本日の調査地はリバーです。川って言わないのはありさのちょっとしたお茶目です。
松田亜利沙
水面をのぞき込むと、コイキングちゃんやコダックちゃん、パルシェンちゃん達が泳いでいました。
松田亜利沙
…パルシェンちゃんって、淡水でも平気なんですね。ここが汽水域というわけじゃないでしょうし。
松田亜利沙
かさり、と草むらが揺れる音に振り向くと、何やら頭のてっぺんみたいな物が見えます。
松田亜利沙
「昴ちゃん直伝変化球!!ポケモンフーズです!」
松田亜利沙
びゅっと風を切りながら、亜利沙の手から投げられたのは、カラフルな球体。
松田亜利沙
球体はフォークの軌道を描きながら草むらに着弾し、すぐに悪臭をばらまき始めました。
松田亜利沙
「な、投げる物間違えちゃいました!!ポケモンちゃん、大丈夫ですか!?」
松田亜利沙
言うやいなや、臭いに追われるように草むらからポケモンちゃんが飛び出してきました。
松田亜利沙
ニョロモちゃんが一匹、二匹…凄い数です。パシャリ。
松田亜利沙
「…皆一様に顔をしかめちゃってます。よほどの事態がないと使っちゃ行けませんね、これ」
松田亜利沙
──────────。
松田亜利沙
切株からひょこっと顔を出すフシギダネちゃんや、流れに身を任せてるコダックちゃん達を撮って。
松田亜利沙
「そこにいるのはヤドンちゃんですね♪少し間の抜けた表情がラブリーです!」
松田亜利沙
まるでカラカラの様な大樹の対岸で、ヤドンちゃんが川に尻尾を浸けています。もしや…!
松田亜利沙
ぴく、ぴく、と、ヤドンちゃんの尻尾が動きます。コレはまさしく、ヤドンちゃんの釣り姿!
松田亜利沙
「シャッターチャンスですよ!シャッターチャンス!!」
松田亜利沙
興奮するありさに興味を示したのか、ピカチュウちゃんもゼロワン号から顔を出します。
松田亜利沙
ありさが何枚か撮ったところで、ヤドンちゃんがらしからぬ機敏さで尻尾を振り上げました。
松田亜利沙
尻尾の先には…シェルダーちゃん?
松田亜利沙
ありさがシェルダーちゃんを視認した瞬間、とっさにカメラを構えました。
松田亜利沙
ありさの予感どおり、ヤドンちゃんが光に包まれます。逆光で影しか見えませんが撮ります!
松田亜利沙
光が収まると、そこにはヤドランちゃんがいました。ありさ、進化の瞬間を撮るのは初めてです!
松田亜利沙
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松田亜利沙
『イヤンセルwwイヤンセルwwイヤンセルwwイヤンセルwwイヤンセルwwイヤンセルww』
松田亜利沙
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松田亜利沙
木にぶら下がるトランセルちゃんの下をくぐり、先へと進みます。
松田亜利沙
「川近辺に住むポケモンちゃんは粗方撮影したみたいですね。そろそろ帰りましょうか?」
松田亜利沙
ピカチュウちゃんに声を掛けます。しかしピカチュウちゃん、川沿いの法面をじっと見ています。
松田亜利沙
何かあるのでしょうか。ピカチュウちゃんに倣ってじっと見てみます…。
松田亜利沙
「…何か動いてるー!?」
松田亜利沙
やけに直線的な何かが規則正しく動いています。何かいるん…ですよね。
松田亜利沙
「と、とりあえずポケモンフーズです!えいっ!」
松田亜利沙
ありさが投げたポケモンフーズは、何故か不自然に設置された大きなスイッチの上に落ちました。
松田亜利沙
ポケモンフーズの匂いが気になるのか、何かの動きが不規則になりました。そして…。
松田亜利沙
我慢できなかったみたいです。法面から一匹のポケモンちゃん…ポリゴンちゃんが飛び出しました!
松田亜利沙
「やぁ~ん!食べてるポリゴンちゃん可愛いです~!!」
松田亜利沙
カメラを構えて、連写します。ポリゴンちゃんは食べ終わるとご満悦な顔をしていました。
松田亜利沙
…ここで、ありさはポリゴンちゃんの足元に目をやりました。そこには下敷きになったスイッチが。
松田亜利沙
嫌な予感がして、進行方向を向きます。そこには、完全に開いてしまった水門がありました。
松田亜利沙
あれよあれよと、ゼロワン号は水門の先へと流れていきます。先に待ち構えていたのは…。
松田亜利沙
「ひいっ!?大穴!?ゼロワン号、飛行形態にチェンジです!!」
松田亜利沙
ごうっと一うねりすると、ゼロワン号が川面から浮かび上がります。間一髪の所で助かりました…。
松田亜利沙
…この先へ進むのはまた次回にしよう。そう決めたありさは、研究所へ踵を返しました。

(台詞数: 50)