
永吉昴
「そんなボールじゃダメだ、亜利沙!ほら、もう一回投げてみろよ」

松田亜利沙
「あ、ありさ…少し休憩したいです~!!」

松田亜利沙
ポケモンアイランドの調査を一旦切り上げ、ありさはシアターへと戻ってきていました。

松田亜利沙
ありさも765プロの一員なので、アイドルとしての仕事も疎かには出来ないんです。

松田亜利沙
ステージに向けたレッスンの、休憩時間のことでした。

永吉昴
「よっ、久しぶり、亜利沙!元気だったか?」

松田亜利沙
「昴ちゃん、久しぶりです~!」

松田亜利沙
話し掛けてきたのは永吉昴ちゃん。野球が得意な、格好いいアイドルちゃんです。

松田亜利沙
ありさがオーキド博士からの手紙を一緒に確認したので、ありさの現状をよく知ってくれています。

永吉昴
「オーキド博士の助手の仕事、調子はどうだ?」

松田亜利沙
「好調と言えば好調ですけど、前途多難と言えば前途多難ですね…」

松田亜利沙
マルマインちゃんを爆破しちゃったし。そのことを昴ちゃんに話します。

永吉昴
「だったらオレがボールの投げ方教えてやるよ!一朝一夕じゃ変わらないから、コツくらいだけど」

松田亜利沙
「ほ、ホントですか!ありがとうございます~!!」

松田亜利沙
──────────。

松田亜利沙
そして今に至ります。簡単なキャッチボールくらいかと思ってたんですが…。

永吉昴
「へぇ…亜利沙って結構筋がいいじゃん!よし、変化球も教えてやるよ!」

松田亜利沙
ほめられたのは嬉しいんですけど、そこまでは求めてません~!!

永吉昴
「ほら、握り方はこうだって!オレのポケモンが受けてくれるから全力で投げてもいいぞ?」

松田亜利沙
昴ちゃんが指さす先には、ゴローンちゃんが待ち受けています。いつの間にか進化したんですね。

松田亜利沙
昴ちゃんが教えてくれた握り方で…えいっ!

松田亜利沙
ありさが放ったボールは小さく軌道を変化させながらゴローンちゃんのミットへ吸い込まれ…。

松田亜利沙
…ることはなく、ゴローンちゃんの真正面へ。

永吉昴
「う~ん…もう少し腕の使い方を上手くしてやれば…ほら、もう一回!」

松田亜利沙
「あ、ありさに少し休憩を~!」

松田亜利沙
──765プロ 地獄の特訓──

永吉昴
「ストラックアウト、全部開けるまで終わらないとかはどうだ?」

松田亜利沙
「今日中に終わればいいですね…」

永吉昴
「次は素振り千本だ!」

松田亜利沙
「ありさは島で何に対してバットを振るんですか!?」

永吉昴
「きょうせいギプス!巨○の星みたいだな!」

松田亜利沙
「ありさはいくら鍛えても努力値は入りませんってば!!」

松田亜利沙
──────────。

松田亜利沙
ひゅっ!

松田亜利沙
ひゅっ! スパーンッ!

永吉昴
「お、滅茶苦茶よくなったじゃねーか!」

松田亜利沙
「……」

永吉昴
「…亜利沙?」

松田亜利沙
「野球ガ デキテ タノシイナ♪」

永吉昴
「亜利沙の目に光りがねぇ!?おい、起きろ亜利沙!」

松田亜利沙
──ぺしぺし、と何かに頬を叩かれ感触がします。

松田亜利沙
「ありさは しょうきに もどった!」

松田亜利沙
「あれ…ここは?」

永吉昴
「ごめん亜利沙。もう無茶苦茶やらせないからな…?」

松田亜利沙
昴ちゃんが半泣きで言います。亜利沙の身にいったい何があったのか見当がつかないんですが…。

松田亜利沙
でも、昴ちゃんが教えてくれたおかげで少しは物を上手く投げれられるようになった気がします。

松田亜利沙
「ありがとうございます、昴ちゃん♪ありさ、次からの調査も頑張れます!」

松田亜利沙
『亜利沙は球速が10上がった!コントロールが15上がった!スタミナが20上がった!』

松田亜利沙
『フォークを習得!カーブを習得!重い球を入手!意外性を入手!不屈の魂を入手!』
(台詞数: 49)