松田亜利沙
「アクセル良し、ブレーキ良し、カメラ良し」
松田亜利沙
博士から託されたゼロワン号と、ありさが普段から愛用しているカメラの確認をします。
松田亜利沙
「…陸上海上空中機能変更可能。ライトも良し」
松田亜利沙
「ピカチュウちゃん良し!」
松田亜利沙
この島で一番最初に出会ったポケモン、ピカチュウちゃんがありさの膝にちょこんと座っています。
松田亜利沙
「それではオーキド博士、ありさ、調査に行ってきます!」
松田亜利沙
研究所から見送って下さる博士に挨拶をして、ありさはゼロワン号のアクセルを起動させました。
松田亜利沙
目指すは島の南側にある海岸です!
松田亜利沙
────────。
松田亜利沙
ありさ達を乗せたゼロワン号は、ドンドン砂浜を進んでいきます。
松田亜利沙
「あっ!ポッポちゃんとドードーちゃん、ラプラスちゃんもいますよ!」
松田亜利沙
普段見ることの出来ない、自然体のポケモン達の姿にありさのシャッターが止まりません!
松田亜利沙
あ、この岩、キングラーにそっくりですね。パシャリ。
松田亜利沙
自然が作り出した奇跡をファインダーに収め、次の被写体を捜します。くるりと振り向くと。
松田亜利沙
「ありゃ?サーフボードがありますね。流れ着いたんでしょうか…」
松田亜利沙
海の向こうから流れてきたのか、昔人が住んでいた時の物か、ピンクのサーフボードが。
松田亜利沙
通り過ぎようとすると、膝に座っていたピカチュウちゃんが、ありさの服をクイッと引っ張ります。
松田亜利沙
「もしかしてピカチュウちゃん、サーフボードに興味があるんですか?」
松田亜利沙
ゼロワン号のブレーキを止めます。するとピカチュウちゃんはピョンと飛び出すと…。
松田亜利沙
サーフボードに乗って決めポーズ!波乗りピカチュウちゃんです!!
松田亜利沙
──────────。
松田亜利沙
ピカチュウちゃんをひとしきり撮ると満足したみたいで、ピカチュウちゃんは戻ってきました。
松田亜利沙
ありさもご満悦です♪ご満悦過ぎて一曲歌いたくなっちゃいます!
松田亜利沙
「チョー↑元気show☆アイドルCh@ng!」
松田亜利沙
「チョー↑元気show☆アイドルCh@ng! キセキの賜物です!」
松田亜利沙
「チョー↑元気show☆アイドルCh@ng! キセキの賜物で『んかああぁぁぁびぃぃぃ!』
松田亜利沙
突如、地の底から響いてくるかのような謎の声に、思わず歌うのを止めてしまいました。
松田亜利沙
声のした方に振り向きます。そこには…。
松田亜利沙
「か、カビゴンちゃんが…起きてる!?」
松田亜利沙
何時もならば寝ているであろうカビゴンちゃんが起き上がってこちらを見ていました。
松田亜利沙
「もしかしてありさ、起こしちゃいましたか…?」
松田亜利沙
ありさの言葉に返事を返すはずもなく、カビゴンちゃんはじっとこちらを見ています。
松田亜利沙
…その瞳は、何かを期待しているようでした。ひょっとして…?
松田亜利沙
「チョー↑元気show☆アイドルCh@ng!」
松田亜利沙
カビゴンちゃんに聞こえるように歌い始めます。すると…。
松田亜利沙
「チョー↑元気show☆アイドルCh@ng! 『んかああぁぁぁびぃぃぃ♪』」
松田亜利沙
その巨体を軽快に揺らして、カビゴンちゃんが踊りはじめました!パシャリ♪
松田亜利沙
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松田亜利沙
カビゴンちゃんのキュートな一面を見れてホクホクなまま、ゼロワン号を進めます。
松田亜利沙
海岸近くまで来てくれたラプラスちゃんや、仲良く遊んでいるラッキーちゃんとイーブィちゃん。
松田亜利沙
親子仲良しなガルーラちゃんなんかも撮影しましたし、そろそろ今日の調査は終了です。
松田亜利沙
そんなことを考えながらゼロワン号を進めていると、一匹のニャースちゃんを見つけました。
松田亜利沙
ポッポちゃんの巣にある卵を盗ろうとしているのですが、後ろの親ポッポに気付いていません。
松田亜利沙
──びゅうっ。
松田亜利沙
…案の定、ニャースちゃんはポッポちゃんのかぜおこしをモロに食らって気を失ってしまいました。
松田亜利沙
「これが、自然の大変さなんですね。可愛そうなニャースちゃん…」
松田亜利沙
気絶するニャースちゃんを写真に収めたところで、今日の調査は終了したのでした。
(台詞数: 47)