最上静香
はぁ……また喧嘩しちゃったわ……家に帰るのも気が思いわねぇ……
菊地真
喧嘩かぁ……誰と喧嘩したんだい?
最上静香
真さん……いえ、この前撮ったグラビアを見た両親に懇々と説教されてしまって……
菊地真
ああ、あのちょっと過激な感じの水着グラビアかい?
最上静香
ええ、「アイドル活動は一応認めたけどこんな娼婦の仕事をさせる事務所は認め無い」って……
菊地真
うーん、正直目くじら立てる程じゃ無いよね?下品に走った奴ってもっとえげつないし……
最上静香
ええ、この程度の露出もダメだとなるとアイドル活動なんて出来ないと思うんですけど……
最上静香
でも、私も結局は14歳の小娘、両親の許可が無いと事務所にもいられないからどうしようかと……
菊地真
なるほどなー……両親が協力的じゃ無いと苦労するねぇ……
最上静香
ええ、本当に……真さんのご両親は協力的なんですか?
菊地真
ボク?母さんはまだしも父さんに反対されるのは目に見えてたから両親に黙ってアイドルしてるよ?
最上静香
えっ……えっ?
如月千早
あら、真もそうなのね……私も両親に何も言わずにアイドルしてるわ。
最上静香
えっ?あの……事務所に入る書類にご両親の同意書ってありませんでしたか?
如月千早
ああ、アレ?実印をくすねて自分で全部書いたわ、どうせ相談しても私の話なんて聞きやしないし…
菊地真
ボクはダメ元で何も書かずに提出したらOK貰えたよ?
最上静香
えっ、えぇー……その……アイドル活動の時間には何をしてると言い訳してるんですか?
菊地真
運送業のバイトって事にしてるよ?父さんもそれなら良いって言ってくれたし……
如月千早
……何も言って無いわ、別に私が何をしてても興味は無いようだしね。
最上静香
お父さん、お母さん……確かにこの事務所はダメかも知れないです……
(台詞数: 20)