変態だーっ!
BGM
ちいさな恋の足音
脚本家
yuu
投稿日時
2014-06-27 15:24:51

脚本家コメント
キルノートン先生リスペクトなお話です。

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篠宮可憐
(私はいつも自分に自信をもてず、何かに怯えるように生きてきました……)
篠宮可憐
(いつかビクビクせずに堂々と生きたい、それが私のささやかな、しかし私には過ぎた願い……)
篠宮可憐
(まずは見た目だけでも堂々としようと貧相な自分を派手な衣装で覆い、背筋を伸ばすようにした)
篠宮可憐
(……確かに鏡で見た私はとても堂々として見えた。でもそれだけ、中身は何かに怯えたまま……)
篠宮可憐
(Pさんもそれを見透かしたのかしばしば私の鎧を奪い、下着同然の服で人前に出そうとします)
篠宮可憐
(何故私は変われないんだろう……そう考えていたある日、私は気付きました。)
篠宮可憐
(私が怯えているのは自分は異物なのではないか、自分に居場所が無いのではないかと言う恐れ…)
篠宮可憐
(つまりは他人との関係に怯えていたんです、それに気付かず自分を飾っても変われないのは当然)
篠宮可憐
(……待っていても他人との関係は変わらない、自分から動いて居場所を作るべきだったんです!)
篠宮可憐
(まずは積極的に人を助ける様にして、その人に負い目を感じない付き合いをしようと思います!)
周防桃子
あれ?桃子の踏み台何処に行ったんだろう……踏み台が無いと客席から桃子が見えないのに……
松田亜利沙
うーん、困りましたね……ありさも同じステージに立つから踏み台にはなれませんし……
篠宮可憐
(あれだっ!桃子ちゃんと亜利沙ちゃんが困ってる!あの二人を同時に助ける方法は……)
篠宮可憐
あっ……あの……二人とも、ちょっと良いですか?
周防桃子
可憐さん、どうしたの?
篠宮可憐
そ、その……踏み台が無いのなら私が踏み台になりますっ!(四つん這いになる)
周防桃子
えっ……?
篠宮可憐
さあ、早く私の背中に乗って下さい!そして私を踏み台にして心置き無くステージを楽しんで!
周防桃子
いや……あの……
松田亜利沙
こ、この格好は絶景だけど目のやり場に困ります……
篠宮可憐
さあ!早く私を踏んで!私を桃子ちゃんのその足で踏んで下さい!
周防桃子
へ……変態だ……可憐さんが変態になっちゃった……
松田亜利沙
匂いフェチだとは知っていましたがドMでもあったとは……早速ありさメモに追記です!
篠宮可憐
あ、あれ……勇気を出して人助けしたのになんで引かれてるの……?

(台詞数: 24)