如月千早
……ん、おはようございます。
如月千早
もうついたんで……
如月千早
……!
如月千早
……
如月千早
プロデューサー、単刀直入にお聞きしますが。
如月千早
ここは一体どこですか。
如月千早
……まあ、大方予想はつきます。このタイミングでオフなんておかしいとは思ってました……
如月千早
これは例のサプライズと言う……
如月千早
けどプロデューサー、もし私が予定を入れていたらどうするつもりだったんですか。
如月千早
まあすることなんてありませんけど。
如月千早
……後ろで寝てる美希も知ってるんですか。
如月千早
なるほど、これは完敗です。もう好きにしてください。
如月千早
でも……
如月千早
自分が生まれた日の朝は、なんだか特別な気がしてしまいますね。
如月千早
革命の朝と言うか、進化の朝というか……ここからまた新たな私が始まる気もします。
如月千早
なんですか、別に誕生日が嫌いとは言ってません。
如月千早
新たな私……
如月千早
プロデューサー、私は……如月千早は、変わるべきでしょうか。
如月千早
アイドルとして、人として、歌として、なんでも構いません。
如月千早
プロデューサーの意見をお聞かせ願いたいのですが……
如月千早
……
如月千早
まあ、プロデューサーならそう言いますよね。愚問でした。
如月千早
それでプロデューサー、これからの予定は?
如月千早
なるほど……ではまだ時間があるんですね。
如月千早
いえ、もう随分寝ましたし……しばらくはこうしていたいと。
如月千早
え、プロデューサーは仮眠をとると?あ、そうですね。ずっと運転し続けて……
如月千早
すみません、気がつかなくて……
如月千早
……
如月千早
なんです?寝れば良いじゃないですか。別に私のことはお気になさらず。
如月千早
……
如月千早
あ、そうですか。では昔の話でも……
如月千早
私、ずっと歌が好きでしたが、歌との距離は変わっていってるんですよ。
如月千早
あの、分からないなら分からないで良いのでその相槌は止めて下さい。
如月千早
例えば、小さい頃は歌を聴くのが好きでした。特に、心に直接届くような。
如月千早
大きくなったらパヴァロッティと結婚するんだって、よく両親を困らせてました。
如月千早
そして……それから弟と遊ぶようになった頃、歌を聴いてもらう事が好きになりました。
如月千早
いえ、正しくは、私の歌を聴いた人の笑顔を見ることが。
如月千早
きっと、それは一つの正解だったと今でも思います。そのままの私でも、良かったんだと思います。
如月千早
そして、私の歌を聴いてくれる人がいなくなってからは……
如月千早
結局、歌を歌うことが好きになっていました。出来るだけ、心に直接届くように。
如月千早
それも……やはり、一つの形だと思います。今となっては、戻りたくありませんが。
如月千早
その後、色々あって……色々と言う言葉では言い尽くせないほど色々あって。
如月千早
社長に拾っていただいて、春香達と出会って……
如月千早
そして、あなたと出会いました。
如月千早
その頃、私は皆で歌うことがとても好きになりました。
如月千早
きっと、これ程素晴らしい物は無いんだと思います。
如月千早
そして、これからも歌との仲は変わって行くと思いますし、変わりたいと思います。
如月千早
……そうだ。どうせ時間があるなら、少し歌ってきますね。
如月千早
……プロデューサー、これからも私は、変わり続けたいと思っています。だって……
如月千早
さっきもおっしゃった通り、変わる必要は無いんでしょう?
(台詞数: 50)