矢吹可奈
(ガララッ!)ふぅ....さっぱりしたぁ....
高坂海美
やっぱり大きなお風呂って良いわね....今日はちょっと気掛かりがあったけど。
北沢志保
....気掛かり.....?
高坂海美
....今日の昼に見た、"狐"の事よ。
北沢志保
....何だったん、でしょうね、アレ.....
高坂海美
....ここって、狐が良く出るのかしらね?
矢吹可奈
....う〜ん.....
高坂海美
?どうしたのよ?
矢吹可奈
いや....今日見た狐、2人は「何」に見えました?
北沢志保
え.....?
高坂海美
いや....光でよく見えなかったけど、狐は狐よ、動物の....
北沢志保
わ、私もそんな感じだったと.....
矢吹可奈
....じゃあ、そうだったのかな。
高坂海美
そうだったって....どういう事?
矢吹可奈
いや.....
矢吹可奈
.....私、お風呂の中でもそうだったんですけど、あの狐の事を思い出そうとすると。
矢吹可奈
....凄く、「人型」に見えたなぁって....
北沢志保
人型.....?
矢吹可奈
うん....確かに光でよく見えなかったけど、耳の位置もやけに高く見えた様な気がして。
高坂海美
そうだったかしら....?でもそう言われるとそうだった様な気もするわね....
矢吹可奈
だって普通に考えて、光に包まれて祠に向かって消えていった狐なんて、
矢吹可奈
ただの、動物の狐な訳ないじゃないですか。
北沢志保
.....確かに......
矢吹可奈
これこそ、「都市伝説」じゃないんですかね....?
高坂海美
....いかにもあの子が食いつきそうな話題ね....
矢吹可奈
.....何だったんだろうなぁ、あの狐....
矢吹可奈
幸廼ちゃん、なんか分かる〜?
北沢志保
(ビクッ)うぇっ....!わ、私ですか....?
矢吹可奈
いや、幸廼ちゃんって言ってるんだからあなたしか居ないでしょ....
北沢志保
そ、そうですよね、ごめんなさい....
北沢志保
......う、んと......
北沢志保
.....ゆ、結衣さんに頼むのが、1番良いんじゃ....?
矢吹可奈
それは仲良しアピールかおぉん!?
北沢志保
ひぃっ!?
高坂海美
廼栄。
高坂海美
廼栄。お母さんに言うわよ。
矢吹可奈
だからいじめっ子じゃないですってば!!!
北沢志保
..............
矢吹可奈
....あのさぁ。
北沢志保
は、はひっ!?(ビクゥッ!)
矢吹可奈
.....何で、すぐ黙っちゃうの?
北沢志保
え.....?
高坂海美
廼栄。
矢吹可奈
.....聞いちゃダメなんですか?
高坂海美
....あのね。まず、この子とあんたは全くタイプが違くて....
矢吹可奈
....もう良いです。....私、もう寝ますね。おやすみなさい。
高坂海美
................
北沢志保
................
矢吹可奈
(....何で布団が片付けられてるのかなぁぁぁぁ!?!?)(百合子が来るまで気まずかった)
(台詞数: 49)