横山奈緒
よっと…ほっと…
中谷育
えーと、ここをこうして…
高坂海美
うぅ〜…
中谷育
ほら、海美さん。さっさとやらないと納期に間に合わないよ?
高坂海美
だって細々として面倒くさいし数は多いし何より地味なんだもん…
横山奈緒
こら海美、ボヤくのは勝手やけど口だけやなくて手も動かせ。
高坂海美
うぅ〜、どうしてこんな事やらないといけないの?
高坂海美
コンビニで売ってるビニール傘の骨組みの組み立てなんて…
横山奈緒
しゃーないやん。くじ引きで私らに決まったんやから…
高坂海美
これじゃあまるで内職じゃんか…
中谷育
だって内職だし…
横山奈緒
ほら、手が止まってるで。明日の朝に業者さんが引き取りに来るんやから今夜中に終わらせるで。
高坂海美
はぁ…タダでさえ雨ばっかで気分が滅入っているのにこんな面倒くさい仕事なんて…
中谷育
海美さん、何だか元気無いね。そんなにこのお仕事が嫌なのかな?
横山奈緒
雨ばかりでトナ太郎とデート出来ひんから欲求不満なだけやろ?
高坂海美
そんな事無いよ!デートは出来てないけど毎晩ひとり遊びで欲求解消してるもん!
高坂海美
そんな事無いよ!デートは出来てないけど毎晩ひとり遊びで欲求解消してるもん!ハッ⁉︎
中谷育
ん?どういう意味?
横山奈緒
育はまだ知らんでええ。しかし海美…勢い余って爆弾発言しおって…
高坂海美
はうぅ…でもでもなおなおだってヤってるでしょ?ひとり遊び…
横山奈緒
まぁ…時々はな。
中谷育
はて?
横山奈緒
育はまだ知らんでええ事や。
高坂海美
ま、まぁ…それは置いといて。こんな事なら私もひなたの紫陽花畑のお仕事が良かったよ…
横山奈緒
そう言って去年、あわや紫陽花畑全滅寸前まで追い込んだのはどこのどいつや?
高坂海美
あっはっはっ…そんな事もあったね〜。
横山奈緒
あのひなたが怒って出禁にするくらいやからな…一体何やらかしてそんな状況になったんやろ?
中谷育
さぁ?でもひなたさんの紫陽花畑はこの時期の大切な観光収入源だからね。もし無くなってたら…
横山奈緒
ゾッとするわ〜。生活出来ひんかったかもなぁ…
高坂海美
あっはっは。まあ、無事だったんだからいいじゃんか。
横山奈緒
こいつ、全く反省しとらんな…
中谷育
(ヒソヒソ)来月から始まる美奈子さんの海の家の接客メンバーからも外した方がいいかもね。
横山奈緒
(ヒソヒソ)そうやな。また何しでかすか分からんからな…
高坂海美
(ガタンッ)私、ちょっと外走って来るね!
横山奈緒
は?外は土砂降りやで?というかまだ仕事残ってるで?
高坂海美
ちょっと気分転換して来るだけだって。帰って来たらまたやるからさ。
横山奈緒
いや…明日の朝が納期で海美の分だけ遅れまくってるんやけど…
中谷育
奈緒さん、行かせてあげようよ。その方が効率が上がるかもしれないしね。
高坂海美
さっすが育りん。じゃあひとっ走り行って来るね〜。(バタン)
横山奈緒
ええのか?ありゃ当分帰って来ないと思うで?
中谷育
まぁ、仕事に集中出来て無かったし…わたしと奈緒さんでフォローすれば、ね?
横山奈緒
はぁ、しゃーないな。こりゃ今夜は修羅場や…
中谷育
あ、わたしちょっと席外すね。
横山奈緒
何や、トイレか?
中谷育
まぁ、そんなとこ。
中谷育
(場所移動)さてと…スマホを出してピッポッパッ。
中谷育
あ、そらさん?今ね、海美さんが外に走りに行ったよ。
中谷育
びしょ濡れで下着スケスケになるだろうから写真よろしくね。
中谷育
うん、アイドルショップじゃなくていかがわしいお店に売ってね。それじゃあ。
中谷育
よし、臨時収入ゲットだね。海美さん、ありがとう♪
(台詞数: 50)