北沢志保
……
北沢志保
……っ!来たわね……
高坂海美
……デストルドー
北沢志保
まずは感謝しておくわ。私の誘いに乗って来てくれたこと
北沢志保
あっ…もしかして降伏するために来てくれたのかしら?だったら話は早いわね
高坂海美
違う!司令達はどこ!?翼や百合子は……!
北沢志保
……質問が多いわよ〈間合い詰める〉
高坂海美
ッ!?〈ガッ!!〉
北沢志保
ふぅん……どうやら腕のほうは回復したみたいね。それに力も上げた、と
北沢志保
ますます気に入ったわ…///貴女の仲間なら大丈夫。みんな無事よ
北沢志保
みんな___
北沢志保
みんな___デストルドーの理想のために働いてくれているわ
高坂海美
なっ……!?どういう……
北沢志保
いい機会だから教えておくわ。私たちデストルドーの目的はパンドラの箱
北沢志保
それを開封し、世界に希望をもたらし、絶望を消し去ること
高坂海美
絶望を…消す……?
北沢志保
えぇ。しかしパンドラの箱を開けるためには大きな壁があった
北沢志保
パンドラの箱とは、災禍と一つの希望によって構成される。つまり開けるために
北沢志保
一度、世界を絶望と死で満たすことが必須条件だった…
高坂海美
絶望と死……?じゃあ今までデストルドーのしてきたことは全て…!
北沢志保
そう。箱の開封のため。それが私たちの望み……
北沢志保
デストピアの実現と、その先に待つユートピアの創造___理解したかしら?
高坂海美
……分かったよ
高坂海美
デストルドーが悪だってことはッ!
北沢志保
〈ピクッ〉へぇ……?
高坂海美
希望のために世界を絶望に堕とす?そんなの、希望じゃない!
高坂海美
みんなが幸せに生きられる世界___それが希望なんだッ!そしてそれを守るのが
高坂海美
ヒーローだッ!!
北沢志保
そう……やっぱり貴女はかつての私にそっくりね。何も失わず、希望を得られる
北沢志保
そう思っている。だから貴女に惹かれたのかもしれないわね
高坂海美
…薄々気付いてはいたけど、貴女もマイティセーラーだったんでしょ?
北沢志保
そうよ。まぁ、すぐに見切りを付けて寝返ったんだけど……
北沢志保
〈パンッ〉さて、話はここまで。私が貴女をここに呼んだ理由、分かるわね?
高坂海美
さっきも言ったはずだよ。仲間になんてならない!
北沢志保
知ってるわ。だから……〈右手伸ばす〉
北沢志保
力尽くで貴女を私のモノにすることにしたわ♪〈右手光る〉
高坂海美
ッ!?〈ガクンッ〉くっ…!?身体が、重い……
北沢志保
実はさっきの攻撃の時、貴女の身体に私の力を送ったの。これで貴女は動けない
高坂海美
くぅ……!こんなのもの……!〈ググッ…〉
北沢志保
〈コツコツ…〉私の力を受けてもまだ動けるなんて……やっぱり貴女のこと、好きよ
北沢志保
だから……っ!〈ガシッ〉
高坂海美
ッ!離…して……!
北沢志保
貴女には、一年間だけ私のモノになってもらうわ。一年後、世界がどうなっているか
北沢志保
じっく～り、見ることね?
高坂海美
……私は諦めない。絶対に貴女たちデストルドーを倒すッ!必ずッ!
北沢志保
ふふっ……♪出来るものならやってみなさい♪
北沢志保
んっ……///
高坂海美
んんっ…!?んぅ…………
北沢志保
___ライアー・ルージュ。気分はどうかしら?
高坂海美
……はい。おかげさまで良好です。志保様♪
(台詞数: 50)