高坂海美
「好きは、海美と似ている」
高坂海美
そんな言葉が飛んで来た…
高坂海美
私はなんて答えればいいのかな?
高坂海美
「そうかな?」
高坂海美
「どうかな～?」
高坂海美
なんて濁してみながら自問自答。
高坂海美
私の中にある海を巡りに巡ってみても…
高坂海美
その答えは出てこない。
高坂海美
代わりに出てくるのは、深海にまで届くような…
高坂海美
届いて、最後には溶けてしまう…
高坂海美
そんな溜め息ばかりなんだよね。
高坂海美
きっと、答えなんてここにはないよ。
高坂海美
だってその解答は間違っていると思うから…
高坂海美
そう思って、引き摺りこまれて…
高坂海美
深みに嵌って、自信喪失。
高坂海美
でも、海底に辿り着いて初めて見上げる景色は…
高坂海美
澄み通っていて、それまでに見えなかったものが見えてくる。
高坂海美
そこに辿り着いたときはじめて導き出せる答え。
高坂海美
それは私の身体の中に…
高坂海美
心の中に…
高坂海美
心の奥底に…
高坂海美
海美に浸透していって…
高坂海美
そこにメロディーが生まれる。
高坂海美
私だけの、私のメロディー…
高坂海美
みんなに届けたい、みんなの中に浸透させたい、そんな音色。
高坂海美
まるで貝殻を耳にあてれば聞こえてくる、波の音みたいな…
高坂海美
そんな心地良い音…
高坂海美
私は好き!
高坂海美
純粋に好きだって思った。
高坂海美
だから、みんなにも好きって思ってもらいたな…
高坂海美
私の好きは、貴方の好きかはわからないけれど…
高坂海美
私の好きは、海に似ているかはわからないけれど…
高坂海美
この好きが答えだって思うから…
高坂海美
その好きを抱き締めて…
高坂海美
私はステージに立つよ。
高坂海美
「みんなの息を呑む音が聞こえてくる…」
高坂海美
「打ち寄せる波のように、少しずつ…やがて強い渦で会場を飲み込む…」
高坂海美
「私の世界に引き込むよ…!」
(台詞数: 38)