中谷育
……でもよかったね! 可憐さんが無事にトレーナーになれたみたいで!
周防桃子
そうだね。それとあの人、今はまだおぼつかないけど、素質はかなりあると思うよ。
中谷育
そうなんだ……。可憐さんもホウエンリーグを目指してバッジを集めるのかな?
周防桃子
それは知らないけど、油断してると可憐さんに差をつけられてしまうかもよ?
中谷育
そっか。ならわたしも負けないように強くならないとね!
中谷育
そっか。ならわたしも負けないように強くならないとね! ……あれ?
周防桃子
どうしたの、育?
中谷育
あそこで釣りをしてる女の人がいるんだけど……なんだろう?
高坂海美
やったー! 大っきいのいただき! 今日も美味しい魚が食べられるかな、っと!
周防桃子
……あー、あの人ね。今日も釣りしてるんだ……。
中谷育
……え? 桃子ちゃん、あの人知り合い?
周防桃子
桃子っていうか、お父さんとあの人のお父さんが顔なじみってだけなんだけどね……。
高坂海美
おっ、あそこにいるのは……おーい! ももちーん! やっほー!!
周防桃子
うわ、気づかれた……。今そっちに行くからちょっと待ってて!
高坂海美
うう……待っててって言われると、身体がウズウズするよー……。
高坂海美
うう……待っててって言われると、身体がウズウズするよー……。あ、そうだ!
高坂海美
ならいっそ、私がそっちに行っちゃえばいっか! とりゃーっ!《バビューン!》
中谷育
……!? この人、すごく速い……!
高坂海美
お待たせ、ももちん! 元気にしてる?
周防桃子
特に変わりはないよ。……あとももちんはやめてって言ってるのに……。
高坂海美
ももちんはももちんだよ♪ ……それで、ももちんの隣にいるその子は誰かな?
周防桃子
……この子は中谷育。ポケモントレーナーだけど、まだ始めたばかりなんだよね。
高坂海美
中谷育、ね。新人トレーナーなんだ! 私は高坂海美。よろしくね、育りん!
中谷育
……いくりん……? こ、こちらこそ、よろしくね……海美さん。
周防桃子
ごめんね、育。海美さんは知り合った子に変なあだ名付けたがる人だから……。
高坂海美
変じゃないよ! これでも親しみを込めて名付けてるんだからね!
周防桃子
……そういえば、海美さんのお父さん、姿を見かけないみたいだけど、何かあった?
高坂海美
あー……お父さんね、ちょっと体調崩したみたいで、家で休養取ってるんだよね。
高坂海美
おまけにウチの船の動力部が故障してさ。長いこと使ってたからね。
周防桃子
ということは、船の修理は海美さんがやってる感じ?
高坂海美
そうそう。お父さんならすぐに終わるけど、私は見よう見まねの知識だから時間かかるんだよね…。
周防桃子
その様子じゃ、今日は漁に行けそうにないね。ムロタウンまで乗せてもらおうと思ったけど……。
高坂海美
ゴメンね、ももちん。でも修理が終わったら、2人とも乗せてあげるからね。
中谷育
えっ、いいの……? 交通費とかは……?
高坂海美
お父さんが“スオウ先生の家族とその友人はタダで乗せてあげなさい”って言ってたから大丈夫!
高坂海美
育りんはももちんの友人……だから、必要になったら私を頼っていいよ!
中谷育
分かった! ありがとう、海美さん!
周防桃子
じゃあ桃子たちはあっちの方へ向かうね。修理が終わったら桃子に連絡してね。
高坂海美
分かった! それじゃあね! ……育りん、トウカの森は薄暗いから気をつけてね!
中谷育
うん、分かった! それじゃあ、またあとでね!
周防桃子
………さて、行きますか。確かトウカの森はこっちで……、
中谷育
あそこが入口じゃないかな? 一ヶ所だけ、木が開けて入りやすくなってるし!
周防桃子
そうだね。じゃあ早速入って……、
周防桃子
??「……お願い! 荷物を返して! それがないと……!」
周防桃子
??「うるせえッ! これは我々の野望に必要だって上から聞いてんだ! 返すものかよッ!」
中谷育
なんか森の中から言い争う声が聞こえてきたよ。ケンカかな?
周防桃子
……何となくだけど、嫌な予感がする。育、様子を見にいくよ。
中谷育
うん、分かった。気をつけて進もうね。
(台詞数: 48)