志保達とネズミーランド行ったー入場門前ー
BGM
トキメキの音符になって
脚本家
笹がきゴボウ
投稿日時
2014-06-20 11:33:54

脚本家コメント
初のシリーズ第一弾!
一周年ライブを終え、打ち上げを兼ね
某有名遊園地に遊びに来た志保、海美、可奈
&プロデューサーそして志保弟
きっと志保一人では弟の事が気がかりで
遊園地どころでは無いだろうと思い
「良かったら志保の弟君も」と声を掛けて正解だった。
今日は心置きなく羽根を伸ばして欲しい。
と言う定で志保の可愛さを描くドラマです!

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矢吹可奈
志保ちゃーん!こっちこっち~!
高坂海美
プロデューサーも早く早く~♪
北沢志保
「はいはい、わかったからちょっと待って。」
北沢志保
連日の雨模様が嘘だった様に快晴のある日、一周年ライブという 大きな舞台を終えた私達は
北沢志保
プロデューサーさんの図らいで オフの日が合ったメンバーと打ち上げを兼ねて遊園地に来ていた。
北沢志保
参加者は可奈と海美さんに私、と付き添いのプロデューサーそして
北沢志保
「すみませんプロデューサー事務所の慰安会なのに弟まで誘って貰って」幼稚園に通う私の弟の5人
北沢志保
母も私も仕事で忙しく、弟をどこへも連れて行ってあげれない事が長い間ずっと気掛かりだった
北沢志保
そんな私の気持ちを知ってか打ち上げ場所が決まった時に「志保の弟君も一緒に連れて来たら?」と
北沢志保
プロデューサーが皆の前で水を向けてくれたのは少し驚いたけれど、
北沢志保
プロデューサーが皆の前で水を向けてくれたのは少し驚いたけれど、嬉しかった。
高坂海美
しーーーほーーー
高坂海美
しーーーほーーーりん☆
北沢志保
一足先に入場門前まで行っていた筈の海美さんが急に紙袋を片手にし、こっちに向かって走って来る
北沢志保
「もう、弟の前でその呼び方は流石に少し恥ずかしいんですけど」私の抗議の声もどこ吹く風
高坂海美
まぁまぁそこで良いモノ貰っちゃったんだー♪はい、プロデューサーもそれからコレは弟君の分
北沢志保
良く小学生と遊ぶと話しているだけあって海美さんは子供とのコミュニケーションの取り方が上手い
北沢志保
話す時にしゃがんで目線を合わせる事を欠かさない、かと言って子供扱いせず常に対等に接している
北沢志保
海美さんがいてくれて良かった、お陰で普段は人見知りがちな弟もすっかり打ち解けている。
高坂海美
はい、コレはしほりんの☆
北沢志保
と、海美さんから手渡された物に目を落とすと特徴的な耳が目を引く
北沢志保
と、海美さんから手渡された物に目を落とすと特徴的な耳が目を引く「....カチューシャ!?」
高坂海美
いやぁネズミーランドに来たらこのカチューシャ付けてチュロス食べながら列車に乗るまでしないと
北沢志保
「そ、そういうものなんですか?」
矢吹可奈
志保ちゃんも付けてみて~♪皆でお揃い~♪チューチューネズミミ~♪
北沢志保
見ると弟とプロデューサーさんがネズ耳カチューシャを付けた状態でこちらに親指を突き立てている
北沢志保
「はぁ...」ため息一つ、観念して私も渋々両手を頭に
北沢志保
「はぁ...」ため息一つ、観念して私も渋々両手を頭に途端に可奈と海美さんから歓声が上がる
北沢志保
「あ、プロデューサーさん今撮った写真消去しないと帰った後社長と律子さんに言いつけますから」
北沢志保
シッカリと釘を刺され、うなだれるバカプロデューサーに背を向け可奈達と入場ゲートを潜ると
矢吹可奈
.........うわぁ!シンデレラ城だぁ
北沢志保
子供の頃から絵本で見続けていたあのお城が、目の前にそびえ立っていた。
北沢志保
看板や街灯一つ取っても可愛らしいまるで絵本の世界に入り込んでしまったかの様に錯覚させられる
高坂海美
あ!みて見て、私さっきあの人からカチューシャ貰ったんだー
北沢志保
プロデューサーさんより高い身長、クリクリとした大きな目、特徴的な耳、あれは”人”と言うか
矢吹可奈
ドブねずみの「ラッキー」だぁ!志保ちゃん志保ちゃん!ラッキーがいるよ!
北沢志保
ゆさゆさと私の肩を前後にゆする可奈「そりゃネズミーランドなんだしいるんじゃない?」と返すと
矢吹可奈
違うの!ラッキーはステージ以外では滅多に会えないレアキャラなんだ!今日1日良い事あるよ♪
高坂海美
よーっし!じゃあ折角だからサイン貰いに行こ!弟君!ラッキーまで競争ね!よーい
高坂海美
よーっし!じゃあ折角だからサイン貰いに行こ!弟君!ラッキーまで競争ね!よーいドン!
北沢志保
言うや否や人だかりに向かって走って行く海美さんと弟あんなにハシャいでるのを見るのは久しぶり
矢吹可奈
志保ちゃーん!志保ちゃんもサイン貰おうよーラッキー行っちゃうよー?
北沢志保
出遅れてしまった、けど今から走って行くと私まではしゃいでるみたいで少し恥ずかしいしそれに
北沢志保
と、不意に後ろから温かい大きな手で背中を押される感触「ぷ、プロデューサーさん!?何を!」
北沢志保
私達が遠目で見えたのか、海美さんまで駆けて来て私の右手を掴み再びUターンをして走り出す。
高坂海美
ほーら、しほりんも早く早く~♪
北沢志保
前のめりになりながら顔を上げるとクリクリした大きな目と目が合う。ややあって、手帳を取り出し
北沢志保
「あ、あの...えっと...サイン...下さい」耳まで紅潮しているのは自分でも気付いていた
北沢志保
「全く、皆強引なんですから」ベンチで少しむくれて見せながら海美さんからチュロスを受け取る
北沢志保
でも、「何だか今日は良い日になりそう」立ち上がると鞄に閉まった手帳が揺れた気がした。

(台詞数: 50)