周防桃子
ついたよ。ここがキンセツシティ。
中谷育
わぁ……おっきいね! 桃子ちゃん!
周防桃子
そうだね。この街では元々大規模な開発事業を……ううん、今はこの話はいいよね。
中谷育
ねぇねぇ桃子ちゃん、どこから回ろっか!
周防桃子
その前にワカシャモをポケモンセンターに連れていかないとね。桃子達の休憩も兼ねて。
中谷育
あ、そっか。そうだよね。じゃあまず休憩しよっか。
中谷育
––––––––––––––––––––、
中谷育
うん、わたしもポケモンもみんな元気になったね! それじゃ行こっか、桃子ちゃん!
周防桃子
そうだね。じゃあ適当に見て回ろっか。
周防桃子
––––––––––––––––––––、
黒井社長
??「よく来たね。ここは技教えスタジオだよ。そして私は技教えのスペシャリストだ。」
黒井社長
技教え「どれ、君のポケモンを見せてごらん。」
中谷育
あ、それじゃ……はい、ワカシャモ。
黒井社長
技教え「ふむ……。」
黒井社長
技教え「この子からはこの技の素質を感じる……だが今はまだ無理みたいだ。」
黒井社長
技教え「この子をもう少し成長させてからもう一度見せにおいで。そうすればきっと……、」
中谷育
あ、うん……わかった……。
中谷育
––––––––––––––––––––、
中谷育
わぁ、自転車がいっぱい……。桃子ちゃん、ここは?
周防桃子
サイクルショップ……自転車屋さんだよ。……でも買うお金は無いし、見るだけかな。
周防桃子
えっと……ごめんくださーい!《カランカラン…》
黒井社長
??「パンパカパーン! おめでとう! 君達が1万人目のお客さんだ!!」
周防桃子
……? えっと、なに?
黒井社長
??「ああ失敬。私はここの店長でね。では、来客数1万人を記念して……、」
黒井社長
店長「君達に折り畳み式自転車をタダであげちゃおう!」
中谷育
えっ、本当にいいの!?
黒井社長
店長「いいのいいの。ウチはグループの社長のおかげで常に大繁盛だからさ!」
黒井社長
店長「ささ、この中から好きなのを選んで!この黄色いやつか、ピンクのやつか、それとも……、」
黒井社長
店長「『モモセモモセモモセモモセモモセモモセモモセモモセモモセモモセモモセモモセモモセ』」
黒井社長
店長「……ってボディにびっしり書かれている社長直々のデザインにするか。」
中谷育
黄色い自転車がいい!
周防桃子
じゃあ桃子はピンクの自転車で。
黒井社長
店長「おう、分かった! ほら持ってけ!」
中谷育
ありがとう、店長さん!
黒井社長
店長「おうよ!……そういえばお前さん達、トレーナーなんだろ?」
中谷育
……っ! どうして分かったの!?
黒井社長
店長「今まで沢山のお客さんを見てきたからねぇ。直感で分かるんよ。それより……、」
黒井社長
店長「ジムに挑戦するなら覚悟しな。あの子……キンセツのジムリーダーは強いぞ〜。」
中谷育
ジムリーダー……? 一体どんな人なの?
黒井社長
店長「普段は物静かなんだけど、バトル中に時折別人のように様子が変わるんよ。」
黒井社長
店長「そんでもって、変わった時の実力がすごくてさ、ウチの街じゃ誰も勝てないのよ、あの子に。
中谷育
……………。
黒井社長
店長「ま、挑めば分かるさ。健闘を祈るよ。」
黒井社長
––––––––––––––––––––、
周防桃子
さて、テレビ局と喫茶店も回ったし、そろそろジムに行こっか。
中谷育
うん! それじゃ……、
黒井社長
??1「………、まだ無…………って! ……、……う少し段………踏んでから………、……!」
黒井社長
??2「………お願い……から……、やって…………と……、…………から……!」
中谷育
桃子ちゃん、ジムの前で言いあいをしてる人達ってもしかして……? それにあの声……。
周防桃子
……うん、とりあえずいってみよっか。桃子達にも無関係じゃなさそうだし。
(台詞数: 50)