君と2人
BGM
瞳の中のシリウス
脚本家
三万石
投稿日時
2016-11-26 00:10:52

脚本家コメント
誤字ったけど気にしない。
誰かが同じネタを思いつくだろうと感じ、急いで書いたから悔いはなし。

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中谷育
「凄い!お星様でいっぱいだ!」と嬉しそうに育は笑った。
中谷育
氷点下だということを感じさせないほどの笑顔に、こちらの心も温かくなるような気がした。
中谷育
――風邪、引かないようにね。
中谷育
そう言って耳当てをかけてやると、育は照れくさそうに笑う。
中谷育
つたない知識ではあるけれど、自分が知っている星を一つ一つ教えていく。
中谷育
その度に、表情をころころ変える育が可愛くて、ついこちらの話にも熱が入るのだけれど――
中谷育
――くしゅっ
中谷育
小動物のようなくしゃみで、話は一時中断となった。
中谷育
テントの中から持ち出した大き目の毛布で、自分と育を包む。
中谷育
必然的に、育と寄り添う形へ。もう少し年齢が近ければ、そういう仲にも見えてしまうのだろうか?
中谷育
……暖かいね♪
中谷育
多少なりとも恥ずかしさはあるのだろう、頬を少しだけ赤く染めながら、育は笑った。
中谷育
熱を逃がさぬよう、肩に回した手を腰まで下げ、少しだけこちらに寄せる。
中谷育
育の瞳に自分が映っているのがわかるほどに、近く。近く。
中谷育
育の吐息が、私の頬をそっと撫でる。
中谷育
育の瞳が、私だけを見ている。
中谷育
育の唇が、私の名を呼ぶ。
中谷育
「千早さん……どうしたの?」
中谷育
私の理性が飛ぶまで、あと0.72秒

(台詞数: 19)