中谷育
……えっと、確かこの道は……右だね。それで次は……、
中谷育
………………………。
中谷育
………………………。
中谷育
……ううん、桃子ちゃんがいないからって弱気になっちゃダメだよね。ファイト、育!
中谷育
……うん、少しは自信がついたかも。いくよ、キルリア、ルカリオ。
中谷育
……………。《スタスタスタ…》
中谷育
《バッ!》わっ、出てきた! えっと、これは……ヤミラミ?
中谷育
《ワッ!》……! おどろかしてきた!? それに、この子からは何か敵意を感じる……!
中谷育
……えっと、頼んだよ、ピジョン!《ポンッ》
中谷育
(相手は1体だけ……1体だけなら、桃子ちゃんの支えがなくてもいけるよね……?)
中谷育
ピジョン、でんこうせっか!
中谷育
ピジョン、でんこうせっか!《スカッ》……あれ? ピジョンがヤミラミの体をすり抜けて……?
中谷育
……そっか。相手はゴーストだからノーマルの技は効かないんだ……。
中谷育
それなら……ピジョン、かぜおこし!《ビュオッ!》
中谷育
……ヤミラミがひっかいてくるよ! よけて、ピジョン!《バッ!》
中谷育
そのままもう一度かぜおこ……、
中谷育
そのままもう一度かぜおこ……、《グオォッ!》……え、今のなに!? 空気がうずを巻いて……?
中谷育
えっと、図鑑……ステータス……これは、“たつまき”? ……ということは……、
中谷育
すごいね、ピジョン!また新しい技を覚えたんだね!
中谷育
すごいね、ピジョン!また新しい技を覚えたんだね!……代わりに“たいあたり”が消えてるけど。
中谷育
……うん、これならいけるかも。当分はピジョンを出したままで進もうかな。
中谷育
……………。《スタスタスタ…》
中谷育
????「……………。」
中谷育
……っ! 急に視線を感じたと思ったら……えっと、この子は………クチート?
中谷育
クチート「……………。」
中谷育
この子、ポケモンじゃなくてわたしを見てる……? それに、この子からは敵意を感じない……。
中谷育
それに、よく見るとかわいいね! ねえ、良かったら……、
中谷育
それに、よく見るとかわいいね! ねえ、良かったら……、《グルン!》………ッ!?
中谷育
いやああぁぁぁぁあああっ!!《ダダダダダダ……》
中谷育
……はぁ………はぁ……こわくて逃げちゃったけど……あの大っきなあごみたいなのは一体……?
中谷育
……あ、ルカリオ。キルリアを抱えて一緒に走ってきたんだね。ごめんね、勝手に走っちゃって。
中谷育
……さすがにここからは少し暗くなってきたかな。キルリア、フラッシュをおねがいね。《カッ!》
中谷育
うん、だいぶ見通しがよくなったね! じゃあいくよ、みんな!
中谷育
【20分後】
中谷育
これで7体目……そろそろ桃子ちゃんの言ってた“オブジェ”の所に着くはずだけど……。
中谷育
……あ、何か白いものがある! もしかして、あれかな?
中谷育
えっと、もらった地図にも、ここにマークが付いてるし……。ということは……!
中谷育
やったー! これで折り返し地点に無事到着だね! あとはこのマジックで……、
中谷育
キルリア「……………。」
中谷育
キルリア「キルルル! キルルルゥ! キルルルルルッ!!」
中谷育
あっ、だめだよキルリア! 大声を出したら野生のポケモンに気づかれちゃうよ! やめてってば!
中谷育
《バサバサバサ…》……っ! ズバットの群れ……!? 1、2……5体はいる……!
中谷育
キルリア「……………。」
中谷育
桃子『いい、キルリア? 育が例のオブジェの前に辿り着いたら、高い声で鳴いてちょうだい。』
中谷育
桃子『そうすれば、その高い波長の音に反応して、ズバットの群れがやってくると思うから。』
中谷育
桃子『育には群れを相手に戦う技術と精神力が足りない。これはそれを克服するための関門。』
中谷育
桃子『……それじゃ、頼んだよ、キルリア。』
中谷育
キルリア「……………。」
中谷育
……いくよ、ピジョン! このズバットの群れを倒して試練を成功させるよ!《コクッ》
中谷育
今度は……負けない。桃子ちゃんがいなくても、1人でも戦えることを証明してみせる!
(台詞数: 50)