中谷育
………うーん……桃子ちゃん、ここは……?
周防桃子
コトキタウンのポケモンセンターだよ。自力で立てる?
中谷育
うん、もう大丈夫だよ! ありがとう、桃子ちゃん!
周防桃子
いいのよ。育は大事な親友だもの。助けるのは当然でしょ?
周防桃子
(結局育がほとんど足を動かさなかったから、むしろ桃子の方がヘトヘトなんだけどね……。)
豊川風花
もう動く分には問題なさそうですね。よかった。
中谷育
おねえさん、だれ……?
豊川風花
私はここで看護師をしている豊川と申します。よろしくね。
中谷育
トヨカワ、さん……? 下の名前は?
豊川風花
えっと、下の名前……? 風花、だけど……?
中谷育
じゃあ風花さんだね! よろしくね!
豊川風花
え、ええ……こちらこそよろしくね。
中谷育
……あっ、そういえばアチャモは……?
豊川風花
アチャモちゃんなら、既に手当てを済ませてありますよ。もうすっかり元気になりました。
中谷育
そう、よかった! ありがとう風花さん!
中谷育
………でもわたし、おかねほとんど持ってない……治療費どうしよう……。
豊川風花
この施設はホウエンリーグの管理下でのサービスなのでお金は必要ないですよ。だから安心してね。
中谷育
そっか、ならよかった!
豊川風花
えっと、育ちゃん……だったかな? ポケモンの預かりシステムは知ってる?
中谷育
ううん、始めたばかりだからなにも知らないの……。
豊川風花
そっか。じゃあお姉さんが案内してあげるね。……あそこにパソコンが数台並んでいるでしょう?
中谷育
ほんとだ! パソコンがいっぱい! ……しかもわたしの家にあるのよりずっと大きい!
豊川風花
この内の一台を起動して、更にメニュー画面から『ポケモン管理システム』を起動します。
豊川風花
するとIDとパスワードを入れる画面が出るから……育ちゃんはこっちの新規から登録してね。
中谷育
うん、わかった! えっとIDは……『momokochan_daisuki』と……。
周防桃子
…………………///////
中谷育
それで、パスワードは……『in19100ms』……と。こんなところかな?
豊川風花
うん、登録が終わったみたいだね。あとは『あずける』『ひきだす』のコマンドから………。
周防桃子
(……でも不思議だよね。外で捕まえたポケモンがデータ化されて瞬時に自動転送されるなんて。)
周防桃子
(開発者はおおやけにされてないけど、どこの誰がこんな酔狂なシステムを作ったのかしら……?)
豊川風花
………以上が『ポケモン管理システム』の使い方です。分かったかな?
中谷育
ちょっとむずかしそうだけど、使っていけば分かるよね! ありがとう、風花さん!
豊川風花
いえいえ、どういたしまして。それじゃ私はアチャモちゃんを連れてくるからちょっと待ってね。
中谷育
うん、わかった!
周防桃子
……さてと、育。そろそろ他の仲間も増やしていかないとね。アチャモだけじゃこの先心許ないし。
中谷育
確かにそうだよね。でもわたし、ボール持ってない……。
周防桃子
ポケモンセンターの近くにショップがあるから、そこでキズぐすりも含めて調達に行かない?
中谷育
そうだね、一緒にいこう!
豊川風花
お待たせ。はい、このボールがアチャモちゃんね。
中谷育
うん! 今日は色々とありがとう、風花さん!
豊川風花
いえいえ。あとポケモンセンターはホウエン中にあるから、気軽にご利用くださいね。
周防桃子
桃子からも、ありがとうございました。……じゃあ育、行こっか。
中谷育
うん! いこっか!《ウィーーン…》
周防桃子
……えっと確か、フレンドリィショップはこっちだったかな……?
中谷育
……あっ! もしかしてあの青い屋根の建物じゃないかな?
周防桃子
本当だ。それじゃ早速……。
周防桃子
??「たたかう行商～♪ たたかうぎょうしょ～♪ 買い物ついでにバトルチャレンジ～♪」
中谷育
……桃子ちゃん。あそこに屋台っぽいなにかを引いてる女の子がいるよ?
周防桃子
……あー……。あの行商ね。お父さんも物資調達でお世話になってるから桃子は知ってるけど……。
中谷育
なんかすごく面白そう! 桃子ちゃん、いってみようよ!
(台詞数: 50)