中谷育
…トントントン…トントントン…
中谷育
太陽の日差しがカーテン隙間から差し込み、私は眠い目を擦りながら今日も起きる。
中谷育
…トントントン…トントントン…
中谷育
トントンと音がする。
中谷育
私はこの音が大好き。
中谷育
私はカーテンを勢い良く開け、軽く伸びをした。
中谷育
「う〜ん、良く寝たなぁ。今日もいい天気だぁ♪」
中谷育
すると、うっすらといい匂いがしてきた…
中谷育
この匂いは…
中谷育
この匂いは…私の大好きなお味噌汁の匂い!
中谷育
…トントントン…トントントン…
中谷育
またトントンと音がする。
中谷育
今度は何を作ってるのかなぁ?
中谷育
そう期待を膨らませて、私は顔を洗い服を着替える。
中谷育
すると、今度はまた、別の匂いがしてきた。
中谷育
これは…
中谷育
これは…焼いたお魚の匂い!
中谷育
香ばしく焼かれた魚が成長期の私の食欲をそそる。
中谷育
私は毎朝香るこの匂いが大好きだ。
中谷育
だから私はこの匂いを『朝の香り』と呼んでいる。
中谷育
大好きなお母さんが作る朝ごはん。
中谷育
今日は何かなぁ?と、わくわくしながら私は学校に行く用意を済ませ、ドアを開ける。
中谷育
『お母さん、おはよー』
中谷育
元気に朝の挨拶をする。
中谷育
するとお母さんも「おはよう、育」と、優しく微笑みながら挨拶をする。
中谷育
私はテーブルにつくと、そこにはあの『朝の香り』が置かれていた。
中谷育
食欲をそそる焼き魚にお味噌汁、それにサラダにほっかほかの白いご飯。
中谷育
私はこの匂いが大好き!
中谷育
大好きなお母さんが作る朝ごはんで、今日も私は頑張れる。
中谷育
家族みんながテーブルにつき私はこう言う。
中谷育
『お母さん、今日もありがとう!』
中谷育
『いただきまーす!』
(台詞数: 32)